ダニが繁殖しやすい部屋ってある?
ダニは部屋のどこにいるんだろう・・・。
こういった悩みについてお答えします。
インテリアを楽しんだり居心地をよくしたり、でもどんなオシャレな部屋にもダニは発生してしまいます。
ダニの好む環境が整った部屋では、ダニが大量に繁殖してしまうことも。
お気に入りの部屋にダニがいると思うと、とても不快ですよね。
今回は、ダニが繁殖しやすい部屋についてや、部屋の中のどこに発生しやすいのかをご紹介していきます。
ダニが発生しやすい場所を知ってしっかり対策すると、お気に入りの部屋で快適に過ごせるようになりますよ。
ダニが繁殖しやすい部屋「2つの条件」
- 湿度が高い
- こまめに掃除をしていない
まずは、ダニが繁殖しやすい2つの条件についてご紹介します。
知らないうちに、自分自身でダニが好む環境を作ってしまっている可能性が大きいです。
2つの条件を満たさないようにするだけで、ダニの繁殖を抑えられますよ。
湿度が高い
ダニが繁殖する1番の原因は「高い湿度」です。
ダニが活発に繁殖する湿度は、60~80%。
湿度を60%以上のままにしておくと、部屋中のダニは大量に繁殖します。
特に梅雨時期から9月頃までは、部屋の中の湿度が上がりやすい時期なので、しっかりと湿度対策が必要です。
自分自身で湿度を上げている可能性はある?
湿度を上げる原因があったら知りたいな・・・。
部屋の中の湿度を上げる原因
- 洗濯物の室内干し
- 定期的な換気をしていない
- カーペットや寝具類をこまめに手入れしていない
- 観葉植物を置いている
洗濯物の室内干しは、部屋の中の湿度を急激に上げる原因です。
カーペットや寝具類には湿気がこもりやすいので、こまめな手入れが必要になります。
また、観葉植物の葉から出てくる水分が蒸発することによって、湿度を上げている可能性も。
湿度が高い場合には、定期的に換気したりエアコンの除湿機能や除湿機を利用したりして、部屋の中の湿度を60%以下に保ちましょう。
こまめに掃除をしていない
こまめに掃除をしていない部屋にはダニのエサがたくさんあるので、ダニが繁殖しやすくなります。
おもにダニのエサとなるものは、以下の4つです。
ダニのエサ
- ホコリ
- 髪の毛やフケ
- 食べこぼしたもの
- カビ
ホコリ1gの中に1000匹ものダニがいるほど、ダニはホコリのある場所を好みます。
また髪の毛やフケ、食べこぼしたもの、カビなどがある場所にもダニは寄生しています。
定期的に掃除をしていないとダニのエサは増え続けるので、ダニが減ることはありません。
定期的な掃除って、頻度はどのくらい?
念入りに掃除しなきゃダメなのかな・・・。
部屋の中を掃除する頻度は、週に2回ほどでOK。
週に2回、床や布団・マットレス・ソファなどに掃除機をかけたり、髪の毛やゴミを見つけた時にコロコロをかけたりなど、軽い掃除で十分です。
さらに掃除をする際に窓を開けて換気をすると、ホコリが外に出やすくなりますよ。
定期的な掃除は、ダニ対策への第一歩です。
掃除をして、部屋の中を清潔な環境に保ちましょう。
部屋の中は「湿度を60%以下に保つ」「こまめに掃除をする」この2つを心がけましょう!
【部屋別】ダニはここにいる!
- 寝室
布団・マットレス・まくら・毛布 - リビング
ソファ・クッション・カーペット・ラグ・床 - 和室
畳 - 衣類部屋・クローゼット
洗濯していない衣類・収納ケースに入れている衣類
特にダニが発生しやすい場所を、4つの部屋でご紹介します。
ダニが発生しやすい場所を定期的に掃除して、しっかりとダニ対策をしましょう。
ダニ予防できる簡単な対策法も、一緒にご紹介します。
寝室
- 布団
- マットレス
- まくら
- 毛布
寝室は、特にダニが繁殖しやすい部屋です。
人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われており、汗によって寝具に湿気がこもってしまいがち。
また掃除をしていない寝具には、ダニのエサとなる髪の毛やフケも残ってしまうので、ダニが繁殖しやすい環境が自然と整ってしまうのです。
寝室のダニ対策のポイント
自宅で洗濯できる寝具は、定期的に洗濯をして清潔に保ちましょう。
布団や毛布などの大きい寝具は、コインランドリーの使用がおすすめ。
また掃除機やコロコロなどで、髪の毛などを日ごろから除去しておくだけでも、ダニの繁殖を抑える効果があります。
リビング
- ソファ
- クッション
- カーペット
- ラグ
- 床
リビングのソファ・クッション・カーペット・ラグは、湿気がこもりやすいのでダニが繁殖しやすいです。
また掃除をしていないフローリングなどの床には、生きているダニだけではなく、ダニの死骸やフンがたくさん。
人の出入りが多いリビングは、ホコリやダニの死骸が舞いやすいので、特に掃除をしておきたい部屋です。
リビングのダニ対策のポイント
カーペットやラグ、ソファカバーなど自宅で洗濯できるものは、定期的に洗濯をして清潔にしておくことが大切です。
ソファやクッショは、定期的に掃除機がけをしてホコリなどを除去しましょう。
床はホコリやダニの死骸が舞ってしまわないように、最初にクイックルワイパーでゴミを取ってから掃除機をかけるのがポイント。
1番過ごす時間が多いリビングは、常に清潔にすることを心がけてみてください。
和室
- 畳
畳は湿度が高いと、湿気の水分を吸収する性質があります。
さらに畳の目が細かいため、ダニのエサとなるホコリや髪の毛なども溜まりやすくなっています。
湿気とホコリが溜まりやすい畳は、ダニが繁殖しやすい条件に一致。
和室の畳は、定期的なダニ対策が必要です。
和室のダニ対策のポイント
畳の目に沿って、なるべくゆっくり時間をかけて掃除機をかけるのがポイントです。
また時間に余裕のある人は、畳を水拭きするとよりダニ対策の効果が高まります。
水拭きしたあとは、換気をしたり除湿機を使ったりしてしっかりと畳を乾かしましょう。
衣類部屋・クローゼット
- 洗濯をしていない衣類
- 収納ケースに入れている衣類
衣類専用の部屋やクローゼットにしまっている衣類にも、ダニは潜んでいます。
衣類は空気中の水分を吸収しやすく、湿気がこもった収納ケースにはダニが繁殖する他に、カビが発生することも。
特に長い期間収納ケースにしまっている衣類は、湿気がこもるのでダニが繁殖しやすいです。
また、洗濯しないで衣類をしまっておくと、衣類についた髪の毛やフケ、ゴミなどがダニのエサとなってしまします。
衣類の生地によってはホコリが出やすいものもあるので、衣類部屋やクローゼットも定期的な掃除が必要になります。
衣類部屋・クローゼットのダニ対策のポイント
衣類を収納ケースにしまう場合は、しっかり洗ってからしまいましょう。
たまに衣類ケースをあけたり、部屋のドアをあけたりして換気するか、除湿機で湿気を取り除くとダニやカビの繁殖を抑えられます。
クローゼットや床の隅のホコリは、衣類で見えにくく見落としがちなので、ホコリ取りや掃除機でしっかり取り除きましょう。
ダニが発生した場合は徹底的に死滅させよう!
発生してしまったダニは繁殖し続けてしまうので、徹底的に死滅させる必要があります。
ダニは50℃以上の「高温」と「乾燥」に弱いため、布団乾燥機・衣類乾燥機・スチームアイロンで一気にダニを死滅させることができます。
ダニを死滅させる方法 | 方法に適しているもの |
---|---|
自宅の衣類乾燥機 | ソファやまくらなどのカバー類・衣類・シーツ |
コインランドリーの乾燥機 | 布団・毛布 |
スチームアイロン | ソファ・マットレス・畳・クッション・カーペット・ラグ |
布団乾燥機 | 布団・毛布・ソファ・マットレス・まくら・畳・クッション |
自宅の衣類乾燥機を使った方法は、簡単に洗濯できるものに適しています。
自宅で洗濯できない布団や毛布など大型のものは、コインランドリーがおすすめ。
洗濯自体できないソファやマットレスなどには、スチームアイロンでダニを死滅させられます。
スチームアイロンは、100℃以上蒸気で確実にダニを死滅させますが、終わったあとは必ず乾かすようにしてください。
また布団乾燥機は、高熱に弱い素材でない限りどこにでも使用できます。
使い方は、ダニを死滅させたいものの上に掛け布団をかけて、あとは布団乾燥機を起動させて放置しておくだけ。
高熱と乾燥でダニを死滅させる方法を4つご紹介しましたが、ご自分に合った方法を試してみてくださいね。
まとめ|部屋を定期的に掃除することが大切
ダニが繁殖しにくい部屋
- 湿度を60%以下に保つ
- こまめに掃除する
- ダニが発生した場合は死滅させる
ダニは、どの部屋にも発生します。
高い湿度のまま過ごしていると、ダニはどんどん繁殖。
部屋の湿度をコントロールし、こまめに掃除をすることでダニの繁殖を抑えられますよ。
また、部屋によってはダニが発生しやすい場所が違うので、今回部屋別にご紹介した場所を掃除してみてください。
日頃から部屋を定期的に掃除し、快適な環境で過ごしましょう。
コメント