「ダニ刺されや蚊に刺され」たときの違いってなんだろう?
刺されたときの対処法はどうしたらいいの?
刺されないためにどんな予防対策をしたらいいのかな?
このような悩みにお答えします。
何の虫に刺されたのかわからないときって、不安になりますよね。
でも、ダニに刺されたときと蚊に刺されたときには違いがあります。
もちろんはっきりと分からない場合もありますが、刺された場所や皮膚の症状などからダニと蚊の見分け方は4つ。
刺され方の違いがわかれば、対処もしやすいですよね。
この記事では、ダニ刺され・蚊に刺されによく見らえる特徴をまとめました。
ダニと蚊に刺されたときの対処の仕方や予防対策もくわしく紹介します。
ダニや蚊に刺されるとかゆくてツラいのよね…。
対処の仕方や予防対策も気になるわ。
ダニ刺され・蚊に刺され【違い4選】
特徴は4つ|ダニと蚊に刺されたときの違い
虫の名前 | 刺される回数 | 刺されやすい場所 | 皮膚の症状 | かゆい期間 |
---|---|---|---|---|
マダニ | 1ヶ所 | わき腹、下腹部など (身体の柔らかいところ) | 赤く腫れる、かゆみ・痛み (※かゆみ・痛みの症状が ない場合もある) | 約1週間 |
イエダニ | 複数 | わき腹、下腹部など (身体の柔らかいところ) | 赤く腫れて水泡ができる | 約1週間 |
ツメダニ | 複数 | わき腹、下腹部など (身体の柔らかいところ) | かゆみや赤い発疹 | 約1週間 |
蚊 | まとめて 刺すことは 少ない | 手や足など (肌が服から見えているところ) | 急激なかゆみを感じ、 赤く円形に盛り上がる発疹 | 数時間~翌日 |
ここでは、ダニ刺されや蚊に刺されについて特徴的な違いを4つまとめました。
ダニや蚊に刺されたときの大きな違いは、刺された皮膚の症状です。
蚊に刺された場合は、皮膚が赤く丸みをおびてプク~っと盛り上がるのがわかりやすくて特徴的。
ダニに刺されたときは、複数回刺されるので皮膚に複数の赤いブツブツがみられます。
ダニの中でもマダニは長くて2週間ほど血を吸ったままの状態で、人間の皮膚にくっついています。
ダニと蚊では身体の刺す場所にも違いがあるので判断がしやすいですね。
ダニの場合は蚊とくらべると、かゆみが続く日数が長いのも特徴的。
かゆみが数日間続いたり、水ぶくれ(水泡)ができたらダニの可能性が高いです。
ダニと蚊のどちらに刺されたのか迷ったときは、特徴の違いを判断の目安にしてみてくださいね。
ダニや蚊の刺され方には違いがあります。
ですが、ダニと蚊の対処の仕方・予防対策は大まかには同じなんです。
予防対策を意識することでダニや蚊から刺されることを防ぎやすくなりますよ。
人間を刺すダニは3種類
人間を刺すダニは3種類います。
家の外にいるダニは、マダニです。
ウイルスを持っている場合があるので刺されると感染の心配が出てきます。
マダニは、目で確認できる大きさなので発見したら病院で取ってもらいましょう。
家の中にいるダニはイエダニとツメダニの2種類になります。
家にいるダニは小さくて目に見えませんが、家の中の身近な場所にいます。
マダニが皮膚に付いていることを想像しただけでゾ~っとするね。
【家の外にいる】
〇マダニ:草むらなど植物のあるところにいます。
病原体を持っているマダニに血を吸われると、感染症を発症するおそれがあるので要注意です。
【家の中にいる】
〇イエダニ:カーペット、布団や枕などにいます。
ネズミに寄生している。家にいるネズミが死ぬと人間に寄生して血を吸います。
〇ツメダニ:布団、畳やカーペットなどにいます。
人間の血は吸いません。人間と接触したときに人の体液を吸います。
ダニ刺され・蚊に刺されの対処法4つ
- きれいにする
- 冷やす
- 市販薬で症状の悪化を防ぐ
- 病院で処置してもらう
ダニや蚊に刺されたら、刺された場所を悪化させないためにも早めの対処が必要です。
自分でも、すぐに出来る簡単な対処の仕方もあります。
ダニ刺されや蚊に刺されたときの参考にしてみてくださいね。
【対処法】きれいにする
ダニや蚊に刺されたら、まずは刺されたところに雑菌が入らないように流水で洗ってきれいにしましょう。
できれば流水で患部(かんぶ)を洗うときには、手を先に洗ってからの方が安心です。
ダニや蚊に刺されたときは早くかゆみを抑えたくて、つい市販薬を塗りたくなってしまいますよね。
まずはダニや蚊に刺されたとこを流水で洗い清潔にしましょう。
ダニや蚊に刺されたところが流水で冷えて、かゆみが抑えられるそうです。
ダニや蚊に刺された皮膚のかゆみが少し治まれば、掻き壊しを予防できそうですね。
流水で洗うときは、ダニ刺されや蚊に刺されたところはこすらないように気をつけてね!
【対処法】冷やす
ダニや蚊に刺されたところを氷や保冷剤でしっかり冷やすことで、かゆみがやわらぐ効果があります。
できたらダニ刺されや蚊に刺されたところを流水で洗って、きれいにしてからのほうが雑菌の心配もないのでおすすめです。
市販薬がなくてとりあえずかゆみを抑えたいときは、すぐに冷やすと効果的。
ダニや蚊に刺された場合に患部を冷やすといいんだね。
かゆみが治まったらばんそうこうを貼るとかゆみがなくなるそうだよ。
でもばんそうこうを貼るときは、ダニや蚊に刺されたところを掻いてしまってからでは効果はないそうよ。
【対処法】市販薬で症状を抑える
ダニや蚊に刺されてかゆみ止めを選ぶときは、市販薬に表示されている成分を知っておくと便利です。
かゆみ止めの成分には「抗ヒスタミン剤」と「ステロイド剤」の2種類があります。
皮膚の症状によって、どちらの成分が良いか確認してから市販薬を選ぶのがおすすめです。
かゆみ止めには「抗ヒスタミン剤」で、炎症も加わると「ステロイド剤」がいいのね。
【対処法】病院で診てもらう
ダニ刺され・蚊に刺されで、赤みや腫れ方など症状があきらかにひどい場合は、病院で診てもらいましょう。
とくに気を付けたいのが、マダニに刺された場合です。
マダニが皮膚に付いている状態を無理やりとってしまうとマダニの歯が皮膚に残る場合があります。
マダニの歯が皮膚に残ったままだと、あとから炎症や感染症などの心配がでてくるので危険です。
マダニが皮膚に付いていたら無理やりとらずに皮膚科や外科で取ってもらってくださいね。
蚊もウイルスを持っている場合があるよ。心配な時は、病院へ行った方が安心ですね。
【外出編】ダニ刺され・蚊に刺されの予防対策3つ
- 肌をかくす
- 身に着けるものは白色と黒色を避ける
- 虫よけスプレーを携帯する
外出時にダニや蚊に刺されないための予防法を3つお伝えします。
外出時、マダニや蚊に刺されないようにしっかり予防対策をしてから出かけましょう。
基本的には、ダニも蚊も予防法にあまり違いはありません。
外出時には、しっかり予防してダニと蚊から刺されないように気を付けておでかけくださいね。
【外出:予防対策】肌をかくす
- 上着、アームカバーで腕や手をかくす
- スパッツやズボンで足をかくす
- スカーフやタオルなどで首元をかくす
外出のときにダニや蚊に刺されないようにするためには、なるべく肌をかくす工夫が大事です。
外に出ると、人はマダニや蚊に刺される可能性があります。
マダニや蚊は、人を刺すときに狙ってくるのは皮膚です。
外出した時には、上着、ズボンやスパッツなどでなるべく見えている素肌をかくすことがポイント。
肌をかくす工夫でマダニや蚊が刺してこないように自分の身を守りましょう。
頭は帽子をかぶれば安心ね!
【外出:予防対策】服装は白色と黒色を避ける
マダニや蚊には好きな色があります。
マダニの好きな色は、白色です。
蚊の好きな色は、黒色。
蚊は色を判別できず全て黒か白のモノクロに見えているから、黒い色に反応するそうです。
外出時に蚊を引き寄せないためには、白や薄くて明るい色を身に着けることがおすすめ。
外出時にマダニを寄せつ受けないためには黒系がおすすめ。
ダニと蚊の苦手な色が逆なので、出かけるときに悩んでしまいますね。
外出先によって、服装、バックやアクセサリーなどの色をうまく工夫してみてくださいね。
ダニや蚊の好きな色を避けることで、ダニや蚊を自分から遠ざけましょう!
【外出:予防対策】虫よけスプレーを携帯する
必要な時期:4月~10月下旬
✔虫よけスプレー
✔虫よけクリーム
ダニや蚊は4月~10月下旬まで活動しています。
外に出るときは春から秋の季節はダニや蚊への油断は禁物。
外出時にダニや蚊がいそうな場所に行くときや、長い間出かけているときは虫よけスプレーを携帯しておくと便利です。
前もって刺されそうなところに虫よけスプレーをプッシュするだけで楽に予防対策ができます。
とくに初夏から夏の暑い時期は、虫よけスプレーが汗で流れてしまうこともあります。
蚊に刺されやすい腕、足や首などしっかりカバーした人には、出かける前に虫よけクリームを使う方法もおすすめです。
虫よけスプレーとクリームを上手く使いながら、ダニ刺され・蚊に刺されから身を守っていきましょう。
【室内編】ダニ刺され・蚊に刺されの予防対策2つ
- 部屋の温度・除湿の管理
- 殺虫剤を常備する
ダニや蚊は室内にもいるので、刺されないための予防対策が必要です。
ダニはリビング、寝室、和室、押し入れなどあらゆるところに潜んでいます。
蚊は玄関、網戸や窓を開け閉めしているときなどに入り込みやすいです。
ダニや蚊に刺されないために、家ですぐできる予防対策を紹介しますね。
【室内:予防対策】部屋の温度・除湿の管理
家にいるダニの発生や蚊の活動を防ぐには、部屋の温度や湿度の管理が大切です。
ダニや蚊にとって居心地の悪い環境の部屋にすることが、ダニや蚊に刺されない予防対策になります。
ダニと蚊が好きな部屋の環境は似ています。
部屋の温度は20度以下にするとダニの繁殖は抑えられます。
蚊の場合も、部屋の温度が20度以下だと活動が鈍くなり血を吸われる心配がなくなるそうです。
湿度は、40~50%に心掛けることでダニの繁殖や蚊の活動を防ぐのに効果的。
梅雨時のジメジメした気候のときは、とくに湿度が高くなるので注意が必要ですね。
ダニや蚊にとって心地の悪い環境作りは、換気、除湿器やエアコンの除湿機能を使って部屋の湿度や温度を下げることで近づけます。
ダニ刺され・蚊に刺されの予防には、日頃から部屋の温度や湿度の調節が大切になってきますね。
ダニや蚊にも効果的な予防法としてハーブの香りを使うのもおすすめ!
私たちにもリラックス効果があるよ。
【室内:予防対策】殺虫剤を常備する
殺虫剤は、蚊だけではなくダニも駆除できる商品もあるので1本常備しておくと便利です。
カーペットや畳に潜んでいるダニを畳の中から薬剤を噴射する便利なタイプもあります。
室内にいるダニは小さくて、姿は目で確認できません。
ダニは被害にあってからじゃないと気づきにくいので、ダニの予防や駆除はつい後回しにしがちですよね。
とはいえ、家の中にいるダニは私たちの身近にたくさん存在しています。
市販のダニ退治グッズも使いながらダニの発生を防いでいきましょう。
まとめ
- 皮膚の症状や刺されやすい場所から違いを確認
- かゆい期間にも違いがみられる
◉対処法
- 刺されたらきれいにして冷やす
- 市販薬を使う
- 病院で処置する
◉予防対策
《外出編》
- 外出時は、肌をかくす
- 服装の色は白と黒がポイント(白:マダニが反応する、黒:蚊が反応する)
- 虫よけスプレーと虫除けクリームを上手く使いこなす
《室内編》
- 部屋の温度と湿度の管理でダニの繁殖や蚊の活動を防ぐ
- ダニと蚊の駆除にはスプレーで退治
ダニや蚊は私たちにとって、とても身近にいる虫です。
ダニ刺されや蚊に刺されがなく、日々過ごすことは難しいですよね。
そのためにも、ご紹介の予防や対策を日常で参考にしていただきながらダニや蚊に刺されないよう、気を付けてお過ごしくださいね。
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