家の中にいるダニは目に見えるの?
ダニを目で見る方法ってある?
ダニと見間違えてしまう虫ってなに?
こういった悩みにお答えします。
「ダニが、1匹もいない家に住んでいる人はいない」と言われるだけあって、ダニは人間にとって身近な場所に潜んでいます。
とはいえ、ダニは目に見えないほど小さいのです。
ダニはいったい家の中のどこにひそんでいるのか…ついつい気になってしまいますよね。
この記事では、ダニは目に見えるのかどうか?家にいるダニに絞ってまとめてみました。
この記事を読むとダニは目に見えるのか?
家の中で見かける虫はダニなのか?他の虫なのか?と迷ったときに役立つ内容をお伝えしています!
家の中にいるダニは目で見ることはできません!
家の中にいるダニの特徴
- 大きさ:1ミリメートル以内
- 色:半透明や乳白色
家の中にいるダニは、小さいうえに目立たない色をしています。
ダニがひそんでいる場所の多くは、布団やカーペットなど白や乳白色などの白系が多い場所です。
なのでダニの色と似通っていることもあり、なおさら目で見ることはむずかしいのです。
普段、毎日使用する枕、布団、ベッド、にいるダニの数は10万匹以上もいると言われています。
1匹ぐらいダニを目で見ることができそうな数に思えますよね。
ところがダニの大きさが1ミリメートル以下なので、実際には目でダニを見ることはできません。
小さすぎて、色も同化しているためダニを目で見ることはとてもむずかしいのです。
家にいるダニは3種類
ダニの 種類 | 大きさ | 色 | 大量発生 時期 | 生息場所 |
---|---|---|---|---|
チリダニ | 0.3mm ~0.6mm | 乳白色 | 7~9月 | カーペット ベッド、枕、布団 ソファーなど |
ツメダニ | 0.3mm ~0.7mm | 淡黄色 ~淡褐色 | 8~9月 | 畳、カーペット 布団、家具の裏面など 結露しやすい場所 |
コナダニ | 0.3mm ~0.5mm | 乳白色 | 梅雨の時期・初秋 (※気温20~30度で 湿度60~80%の時期) | 食品 (小麦粉、砂糖、削り節など) 畳など |
ダニは、枕や布団といった寝具にひそんでいることが多いです。
なぜなら、ダニが大好きな環境が整っているからです。
ダニにとって枕や布団は、人間の体温で温まった温度や汗による湿度がちょうど良いだけでなく、皮脂やフケなどがあることで餌にも困らない住み家になっています。
ダニの繁殖を防ぐためにも、枕カバーやシーツはこまめに洗濯することをおすすめします。
洗濯できない敷布団の場合、布団乾燥機を使えば温風の効果でダニ退治に効果絶大です。
ダニは、60度以上の熱の場合一瞬で死滅が可能といわれています。
真夏の時期のみ有効ではありますが、高温になっている車中を利用して敷布団を車の中で両面干すことでダニを死滅させる方法もおすすめです。
取り込んだあとは、掃除機でしっかり死滅したダニを吸い取ることが大切。
他にもダニが潜んでいる畳やカーペットなどは、1週間に1回は掃除機をかけたり、こまめな換気で湿気対策をしたりしてダニが住み心地の良い環境にならないようにしましょう。
家の中にいるダニを目で見る方法 2選
ダニは1ミリメートルにも満たない大きさなので目で見ることはむずかしいですが、ダニを目で見る方法はあります。
市販の商品では、ダニ捕獲時に見ることができたり、スマホが顕微鏡に早変わりすることでダニかどうか確認することができます。
ここでは、市販品で手軽にダニを確認できる2つの商品を紹介します。
【ダニを目で見る方法1】ダニ目視キット
ダニ目視キットは付属の専用ルーペでダニを見ることができます。
ダニがいそうな気になる場所に置いておくだけで、ダニが誘引剤によって商品内部におびき寄せられます。
気になる虫がダニかどうか確認したい場合などにダニ目視キットは便利です。
ダニらしき虫をよく見かける場所に置くことでダニならおびき寄せることができます。
ダニ目視キットはダニかどうかちゃんと確認したいときに、自分の目で実際に見ることが可能な商品です。
ダニ目視キットは、駆除も確認もできる優れもの!
【ダニを目で見る方法2】スマホ用ルーペ
スマホに取り付けるスマホ用ルーペは、顕微鏡として使え、ダニを目で確認できます。
顕微鏡の倍率は40倍もあればダニが見れるので、60倍率のスマホ用ルーペなら確実に確認できて安心です。
目で見ることのできないダニだけど、「もしかしたらダニかも?」と迷ったときすぐに確認できる優れたアイテム。
スマホに取り付けるだけという手軽さも嬉しいスマホ用ルーペは、ダニを目で確認できておすすめです。
スマホのカメラ機能を使って拡大しても、ぼけてしまうよね…
ダニと見間違えやすい虫 3選
ここでは、ダニとよく見間違えてしまう虫を3種類まとめました。
ダニは目では見えないとはいえ、見間違えそうな虫を知っておくことは大切です。
なぜなら、ダニとの区別がつき落ち着いて対処することができます。
では、ダニと間違えやすい虫について3つ紹介していきます。
チャタテムシ(茶立虫)
- 色:薄茶色
- 大きさ:1~1.3ミリメートル
- 生息場所:カビやホコリを好み、古本や雑誌などに生息
シラミの仲間でシラミと間違われることも多い
チャタテムシは、よくダニと見間違えやすい虫です。
大きさも1ミリメートルくらいで見た目のサイズなどからダニに間違えられることが多い虫です。
チャタテムシは、ツメダニのエサになるためチャタテムシが増えるとツメダニが増える原因にもなります。
チャタテムシを見かけたら駆除することが、ダニを減らすことにもつながりますね。
ノミ
- 色:赤黒い、茶色
- 大きさ:1~3ミリメートル
- 生息場所:畳など
ノミの大きな特徴として、飛び跳ねます。
だいたい30~40センチくらいの高さにジャンプするそうなのでダニとの違いはわかりやすいですね。
人間に対して刺す(血を吸う)ときはジャンプして膝から下が狙われやすいです。
ノミは自慢のジャンプ力で飼っているペットや人間のカラダについて血を吸ってきます。
外出時はノミ対策として、肌を隠した服装やペットや人間にも虫よけスプレーをして家への侵入を防ぎましょう。
トコジラミ
- 色:赤黒い、茶色
- 大きさ:5~8ミリメートル
- 生息場所:家具・カーペット・布団を敷く周辺、畳の隙間など
トコジラミは名前にシラミとつきますが、実は「カメムシ」の仲間。
トコジラミの大きさはダニと比べてだいぶ大きいので、肉眼でも十分に確認できます。
トコジラミが刺してくるのは、寝ているときに肌が露出している部分です。
ダニの場合は人間のお腹や脇の下、二の腕や太ももなど柔らかいところが狙われます。
ダニは人間の肌の露出していない部分を刺してくるので、刺す場所からも違いがわかりますね。
「チャタテムシ」「ノミ」「トコジラミ」のどれもダニとくらべると倍以上大きく、肉眼でもすぐにわかる所が見分ける判断ポイントね!
まとめ
家にいるダニは、目で見えるかというとほぼ不可能。
家にいるダニのほとんどはチリダニで大きさが0.3ミリメートルと、とても小さいサイズだからです。
家の中で、目で見える虫を見かけたら、ダニ以外の虫をまずは疑ってみた方が良さそうです。
家にいるダニは、アレルギーを引き起こす原因になるチリダニ、人間を刺すツメダニ、人体に悪影響はないけどツメダニの餌になっているコナダニ、ダニによって様々な特徴があります。
ダニは目に見ることができません。
すぐに確認したい場合は、市販品を購入したほうが確実です。
ダニは、肉眼では見ることが出来ないんだね。
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