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昆虫マットでダニ対策!クワガタ・カブトムシを飼っている人は必見です

昆虫マットでダニ対策!クワガタ・カブトムシを飼っている人は必見です
あなたの悩み

はじめてクワガタを飼育するんだけど、昆虫マットってどういうもの?

クワガタやカブトムシにはどんなダニがつくの?

実際にダニがついたらどうやって駆除するの?

こういった悩みにお答えします。

子供から大人まで大人気の昆虫・クワガタやカブトムシ。

飼育したことがある人はお分かりの通り、クワガタやカブトムシにダニがつくと取るのが大変ですよね。

これらの昆虫はもともと自然界に生息していますから、ダニがつくのは宿命ともいえるでしょう。

でも、ご安心ください。

ダニ対策できる昆虫マットや、ダニ駆除方法があるのです。

この記事では、昆虫マットの種類や特徴、また、クワガタやカブトムシにつくダニの種類などを説明します。

さらに、実際にクワガタやカブトムシを飼っている人たちのダニの駆除方法もご紹介します。

珠美

クワガタやカブトムシの飼育がはじめての人は必見!

珠美の夫

すでに飼育している人もおさらいにしてくださいね。

目次

【成長別】昆虫マット3つをご紹介

昆虫マットでダニ対策!クワガタ・カブトムシを飼っている人は必見です
成長別・昆虫マットのご紹介
  1. 【成虫向け】ダニ対策にもっとも適した昆虫マットは針葉樹
  2. 【卵・幼虫・成虫向け】広葉樹の昆虫マットはダニ対策に適していない
  3. 【卵・幼虫向け】腐葉土・発酵マットはダニがつきやすい

クワガタやカブトムシの飼育に欠かせないアイテムの一つ、昆虫マット。

昆虫マットとは、腐葉土や針葉樹、広葉樹を細かく粉砕した土のことです。

その中には、ダニ対策に適した素材の昆虫マットもあり、めんどうなダニ駆除の手間も軽減できます。

また、昆虫マットは、クワガタやカブトムシの成長過程に合わせてマットの素材を変えることも大事です。

では、成長に合わせた昆虫マットはどんなものがあるのか説明していきます。

スクロールできます
昆虫マットの種類昆虫マットの特徴成長過程
針葉樹マットヒノキやヒバは防ダニ・消臭効果がある。
産卵・幼虫には刺激が強いので成育に適さない。
成虫向け
広葉樹マットダニ・コバエが発生する。
広葉樹はクワガタやカブトムシの生息木。
卵・幼虫・成虫向け
腐葉土・発酵マットダニやコバエが発生する。
腐葉土や発酵マットは卵や幼虫の栄養になる。
産卵・幼虫向け

【成虫向け】ダニ対策にもっとも適した昆虫マットは針葉樹

昆虫マットの原材料として、主に針葉樹や広葉樹、腐葉土などがあります。

その中で、ダニ対策に適した昆虫マットの素材は、針葉樹です。

針葉樹の原材料であるヒノキやヒバの香りは、ダニが苦手なため忌避効果を発揮してくれます。

また、消臭効果も高いので、腐葉土や広葉樹よりもマットの匂いがキツくありません。

しかし、注意点が一つあります。

針葉樹マットは主に成虫用で、卵や幼虫には適していません

未成熟な卵や幼虫にとって、ヒノキやヒバの香りは刺激が強いからです。

針葉樹マットで飼育したら、幼虫が全滅してしまったという話もあります。

針葉樹の昆虫マットは防ダニ対策として、成虫のクワガタやカブトムシに使用してください。

珠美

卵や幼虫には使わないように気をつけなきゃ!

珠美の夫

ヒノキやヒバの効能については、こちらの記事をご覧ください。

【卵・幼虫・成虫向け】広葉樹の昆虫マットはダニ対策に適していない

広葉樹の昆虫マットは、残念ながらダニ対策には適していません

広葉樹マットの原材料は、主にクヌギ・ナラ・ブナなどです。

クワガタやカブトムシは、本来クヌギなどの広葉樹に生息するため、彼らにとっては快適な環境ではあります。

ところが、ダニはクワガタやカブトムシと共生関係にあるといわれています。

そのため、クワガタやカブトムシにとって広葉樹が良い環境であれば、自ずとダニにとっても良い環境になってしまうのです。

しかし、広葉樹の昆虫マットは、卵から成虫まで使えるのがメリット。

こまめな掃除やマットの交換・加熱処理をすれば、ダニの発生もだいぶ抑えられます。

広葉樹の昆虫マットはダニ対策に効果はありませんが、クワガタやカブトムシにとっては快適な住まい。

手間を惜しまないのであれば、広葉樹の昆虫マットで育てるのも良いですね。

珠美

クワガタやカブトムシの幼虫は、広葉樹の土を食べて成長するんだって。

珠美の夫

なるほど!土を食べて育つなら、確かに刺激のある針葉樹は与えられないね。

【卵・幼虫向け】腐葉土・発酵マットはダニがつきやすい

昆虫マットの中でも腐葉土や発酵マットは、ダニがつきやすいです。

腐葉土とは、落ち葉などが(※)腐植(ふしょく)や腐熟(ふじゅく)したもので、養分を多く含んだ土のことをいいます。
(※)腐植…土の中の微生物が枯れ葉や動物の死骸を分解した有機物のこと。
(※)腐熟…腐植が発酵し、より腐ること。

クワガタやカブトムシの幼虫は、この腐葉土を食べることで成長しますが、これはダニにとっても格好のエサとなってしまうのです。

そして、それは発酵マットにも同じことが言えます。

発酵マットとは、広葉樹などを発酵させたもので、腐葉土と同じく養分が多いため幼虫のエサになります。

もちろん、ダニのエサにもなってしまうのです。

掃除や昆虫マットの交換も良いですが、卵や幼虫の時期はデリケートなので、やり過ぎはおすすめしません。

もしこの時期にマットを交換したい場合は、冬眠前の10月頃とサナギになる前の4月頃が良いでしょう。

卵や幼虫の間は、ダニが発生するのはある程度は仕方ないもの。

成虫になったら昆虫マットの交換をするといった方法が、クワガタやカブトムシにストレスを与えません。

たまみ

ダニがいるのはごく自然なこと。
あまり神経質に考えないほうが良いかもね。

珠美の夫

多少ダニがいても、クワガタやカブトムシに影響はありませんのでご安心ください。

クワガタやカブトムシにつくダニは主に2種類

昆虫マットでダニ対策!クワガタ・カブトムシを飼っている人は必見です
クワガタ・カブトムシにつくダニの種類
  1. とくにやっかい!コナダニ種
  2. 一度ついたら落としづらい!イトダニ種

クワガタやカブトムシにつくダニの種類は、主に「コナダニ種」と「イトダニ種」といわれています。

これらのダニは「クワガタナカセ」とも呼ばれ、クワガタ・カブトムシ愛好家の中では有名です。

では、これら「クワガタナカセ」はどんなダニなのか説明していきます。

スクロールできます
ダニの種類大きさ体の色特徴クワガタやカブトムシへの影響
コナダニ種体長0.3~0.5mm程度乳白色生息地、屋内。
家庭内ではさまざまな食品に発生する。
繁殖力が高い。
ツメダニを引き寄せる。
ツメダニが人を刺すおそれあり。
イトダニ種体長0.3~1.5mm程度褐色生息地、土壌。
動物の死骸など腐りかけなどを食す。
一度つくと落としづらい。
卵や幼虫の体液を吸う種類もいる。

とくにやっかい!コナダニ種

大量発生するととくにやっかいなのが、コナダニ種のダニです。

コナダニが大量発生してしまうと、クワガタやカブトムシが呼吸するための「気門」という孔(あな)がふさがれ、窒息してしまいます

気門はお腹側にあるので、お腹にダニがついていないか様子を見てあげてくださいね。

さらに、コナダニが増えるとやっかいなのが、ツメダニの出現

ツメダニはコナダニを捕食するダニで、間違って人を刺すおそれもあるので要注意です。

珠美

ツメダニによる二次被害もあるの~!?

一度ついたら落としづらい!イトダニ種

クワガタやカブトムシにつくと落としづらいのが、イトダニ種のダニです。

イトダニはその名の通り、肛門から糸状の分泌物を出してクワガタやカブトムシにくっつきます。

糸でくっついているため、やや落としづらいのがやっかいなところです。

イトダニが増え始めたら、早めに柔らかいブラシなどで落としてあげてください。

また、イトダニ種の中には、クワガタやカブトムシの卵・幼虫に寄生し、体液を吸ってしまうものもいます

卵や幼虫は栄養がないと成長せず死んでしまうので、イトダニの発生には注意してください。

そして、イトダニもコナダニ同様、大量発生してしまうと気門をふさぐことがありますので、併せて注意して見てくださいね。

珠美の夫

落ちにくいからといってブラシで強くこすると、クワガタやカブトムシが弱ってしまいます。
優しく落としてあげましょう。

ダニがついてしまったら!みんなのダニ駆除方法4選【昆虫の画像あり】

昆虫マットでダニ対策!クワガタ・カブトムシを飼っている人は必見です

クワガタやカブトムシにつくダニの種類を説明しました。

これらクワガタナカセは、大量に発生すると非常にやっかいです。

しかし、注意していてもダニが発生してしまった!なんてこともあり得るでしょう。

そんなときは、やはり駆除が必要ですよね。

次は、実際にクワガタやカブトムシを飼っている人たちのダニの駆除方法をご紹介します

昆虫マットを針葉樹のマットにする

針葉樹の昆虫マットは、ヒノキやヒバの効能でダニ除けできます。

昆虫マットを、広葉樹から針葉樹に替えたらダニが減ったという声もあります。

針葉樹のマットは主に成虫用ですが、他の昆虫マットよりダニ除け効果は高いのでおすすめです。

珠美

針葉樹の昆虫マットでクワガタがピッカピカ!

昆虫マットを加熱または冷凍処理する

昆虫マットにダニが大量発生したときは、加熱または冷凍処理がおすすめです。

加熱処理としては、天日干しや熱湯、電子レンジによる殺虫・殺菌方法があります。

冷凍処理は、昆虫マットを袋詰めにし、冷凍庫でダニを死滅させる方法です。

ちなみに、電子レンジや冷凍庫は食品を扱う家電です。

使うときは家族の許可を取ってからのほうが良いでしょう。

珠美の夫

幼虫は土の中のバクテリアを食べて成長します。
昆虫マットを加熱処理するとバクテリアが死んでしまいます。
幼虫時期の昆虫マットは、冷凍処理がおすすめです。

ダニ除けスプレーを使う

クワガタやカブトムシ専用のダニ除けスプレーなどもあります。

主成分はアルコールやエステルを使っているもの、ヒノキから抽出した木材由来のものなどがあります。

クワガタやカブトムシが死亡することはありませんが、こちらは主に成虫用ですのでご注意ください。

珠美

卵や幼虫にはかけないでね!

クワガタやカブトムシをブラッシングする

クワガタやカブトムシの体についたダニを直接取り除くときは、ブラシや筆を使いましょう。

毛先はなるべく柔らかいもののほうが、クワガタやカブトムシに優しいです。

また、繊維が細かいほうが、羽根や関節の隙間に届きやすいですよ。

珠美の夫

ブラッシングしているとだんだん愛着がわいてきますよね。

まとめ|昆虫マットでダニからクワガタ・カブトムシを守ろう!

昆虫マットでダニ対策!クワガタ・カブトムシを飼っている人は必見です
この記事のまとめ
  • ダニ対策できる昆虫マットは針葉樹素材のマット
  • クワガタやカブトムシにつくダニは、主に「コナダニ種」と「イトダニ種」
  • クワガタ・カブトムシのダニ駆除方法
    ①昆虫マットを針葉樹のマットにする
    ②昆虫マットを加熱または冷凍処理する
    ③ダニ除けスプレーを使う
    ④クワガタやカブトムシをブラッシングする

自然界では、クワガタやカブトムシはダニと共に生きています。

そのため、ダニを完全に駆除するのは難しいですが、対策はあることが分かりましたね。

とくに昆虫マットは、クワガタやカブトムシを飼育するための必須アイテム。

昆虫マットの質だけで、クワガタやカブトムシの成長は大きく変わるものです。

昆虫マットを上手に使って、クワガタやカブトムシをダニから守りましょう。

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