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家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
あなたの悩み

家にはどんな種類のダニがいるの?

家のダニは、どう予防すれば良いの?

こういった悩みについて書いていきます。

世界には5万種類ものダニが存在しています。
そのうち、日本の家には20~30種類が生息しており、人にとってかなり身近な生き物

しかし、身近な生き物だからといって対策をしていないと、気づいた時にはダニが大量発生しています。

ダニはアレルギー疾患などの原因となり、健康に害を及ぼすことも。

ダニを予防するためには、どんな種類のダニがいるのかを知ることが大切。

この記事では、家の中のダニの種類予防方法について、解説していきます。

たまみ

ダニの種類を知ることで、家の中を清潔に保つコツまで分かりますよ。

目次

家にはどんな種類のダニがいるの?

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
家の中に生息するダニ
  • チリダニ
  • コナダニ
  • ツメダニ
  • イエダニ

ここでは、家の中に生息するダニについて、代表的な4種類のダニを紹介。

それぞれの特徴や、家の中のどこに現れやすいかも解説していきます。

チリダニ

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
チリダニの特徴

体長:0.2~0.4mm
エサ:ほこり、髪の毛、ふけ、アカ、食べかす
発生場所:布団、ソファ、カーペット
被害:アレルギー性疾患

家の中のダニの8割を占め、最も多いダニの種類は「チリダニ」

体長は0.2~0.4mmと小さく、人の目で見ることは出来ません。

チリダニのエサとなるのは、ほこり、髪の毛、ふけ、アカ、食べかす
そのため、布団やソファ、カーペットなど人が長時間いる場所は、エサの宝庫になりやすいです。

たまみ

家の中でくつろげる場所にチリダニが集まりやすいなんて、安心できないわ。

また、チリダニは、アレルギー疾患の原因になるという特徴もあります。

夏はチリダニが大量に繁殖し、死骸やフンが増加。
秋になって湿度が下がると、乾燥して粉々になり、体内に入り込みやすくなるのです。

その結果、くしゃみ、鼻水、目や皮膚のかゆみ、咳など、多くのアレルギー症状を引き起こしてしまいます。

コナダニ

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
コナダニの特徴

体長:0.3~0.5mm
エサ:食品(粉製品・乾物・調味料など)
発生場所:食品や畳
被害:食品の汚染

コナダニは繁殖力が強く、高温多湿な環境では、たった数日で大量繁殖します。

体長は0.3~0.5mmと非常に小さいですが、肉眼で見えるくらいまで大量発生することも。

コナダニのエサとなるものは、小麦粉などの粉製品や、そうめんなどの乾燥食品、お菓子など。
特に、でんぷんやタンパク質、旨み成分を含むお好み焼き粉やホットケーキミックスは、コナダニの大好物。

保存している袋に隙間があると、そこから入り込んで繁殖してしまいます。

お好み焼き粉に大量発生したダニに気付かず食べてしまい、アナフィラキシーショックで危険な状態となった事例も…。

たまみ

想像するだけで恐ろしい…!
今すぐ食品の保存方法を見直さなきゃ。

ツメダニ

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
ツメダニの特徴

体長:0.7~0.8mm
エサ:チリダニなど
発生場所:チリダニがいる所
被害:かゆみ、腫れ

ツメダニは、チリダニやコナダニより少し大きく、0.7~0.8mm。

ツメダニのエサは、チリダニなど小さな種類のダニ
そのためチリダニなどが増えると、それを食べるツメダニも一緒に増えてしまいます。

ツメダニがもたらす被害は、かゆみや腫れを引き起こすこと。

吸血はしませんが、間違えて人の皮膚を刺して体液を吸うことがあります。
ツメダニに刺されると、翌日から1週間程度しつこいかゆみに悩まされます。

たまみ

もし布団の中でツメダニが繁殖してしまったら、きっと落ち着いて眠れないわ。

イエダニ

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
イエダニの特徴

体長:0.6~1.0mm
エサ:ほにゅう類の血液
発生場所:屋根裏
被害:吸血、かゆみ、腫れ

イエダニは、ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニ

イエダニに寄生されたネズミが家に侵入することで、家の中にイエダニが侵入。
ネズミが死んだり、ネズミの巣の中で大量発生したときに、移動して人の血を吸うようになります。

血を吸った後は1.0mm以上にふくらみ、血液の色で赤黒くなり目立つため、肉眼でも見ることができます。

イエダニに吸血されると、刺された直後からかゆみを感じるほか、吸血を通して感染症になる危険も。

たまみ

ダニの種類によって色々な被害があるのね。

どうやって予防したら良いのかしら?

家の中のダニを予防する方法3選

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説
家の中のダニを予防する方法
  • 部屋を換気する
  • こまめに掃除機をかける
  • 食品を正しく保管する

ダニを繁殖させないポイントは、「部屋を高温多湿にしないこと」と「ダニのエサとなるものを放置しないこと」。

この2点を意識しながら、部屋の換気や掃除を心がけると、ダニを予防することが出来ます。

以下では、具体的な予防方法について説明していきます。

部屋を換気する

最も基本的なダニ対策は「部屋の換気」です。

ダニは高温多湿な環境を好み、室温20~30℃、湿度60~80%で大量繁殖します。

閉めきった室内は、湿度が上がりがちに。
手っ取り早くダニを防ぐには、窓を開けて外の空気を取り込み、部屋の湿度を下げること。

理想としては2時間に1回、5~10分程度。
空気をしっかりと入れ替えるためには、窓を2箇所以上開けて、空気の通り道を作るよう心掛けましょう。

たまみ

雨で窓を開けられないときは、エアコンの除湿機能を使いましょう。
とにかく湿度を下げることが重要です!

こまめに掃除機をかける

ダニのエサとなるものを放置しないように、こまめに掃除機をかけることも非常に大切です。

特にチリダニは、ほこりやフケ、アカなどをエサにしています。
掃除をせずに放置していると、それらをエサにして大量に繁殖してしまいます。

ダニ予防には、週1回以上の掃除機がけが効果的。

カーペットや布団の上をかけるときは、特にゆっくりじっくりかけることを意識しましょう。
ほこりだけでなく、繊維に引っ掛かったダニの死骸なども吸い込むことができます。

たまみ

ダニは小さくて見えないから、掃除できたつもりになっていたわ。
これから掃除機がけは、ゆっくりを意識しよう。

食品を正しく保管する

使いかけの食品は、密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管するのが効果的です。

お好み焼き粉などの食品は、なかなか一度で使いきれない量ですよね。
やむを得ず保存することになりますが、このとき保存の仕方が甘いと、コナダニが大量繁殖してしまいます。

保存の際は、パッキンがついている容器がオススメ。
パッキンがついていると、密閉度が高く、ダニや湿気の侵入を防いでくれます。

また、ダニは低温の環境が苦手なので、密閉したあとは冷蔵庫に保存するのも良いです。

ただし、冷蔵庫から出し入れをする際に結露が生じてしまうので、出し入れの頻度に気を付けて、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

たまみ

オススメの保存容器も紹介しておきますね。

まとめ

家の中に生息するダニの種類って?代表的な特徴と予防法を解説

家の中に生息するダニは、1種類だけではありません。
代表的な種類は、チリダニ・コナダニ・ツメダニ・イエダニです。

その種類によって、エサとなるものや、人体への影響も様々です。

ダニは必ず家の中にいるものですが、快適に生活するためには、大量発生は避けたいですね。

こまめな掃除や換気を意識して、清潔で快適なお部屋で過ごしましょう。

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