カーペットにいる虫に刺されたけど、何の虫だろう?
どうやったら駆除できるの?
駆除した後も安心してカーペットを使いたい!
このようなお悩みに答えます。
カーペットは、虫が集まりやすい環境が整っている場所。
知らぬ間にカーペットに虫が住みついてしまいます。
虫がいるカーペットでは、安心してくつろげませんよね。
この記事では、カーペットにいる虫の中でも人間に有害な影響を及ぼす虫「ダニ」「ノミ」の2種類に絞りました。
無害な虫、2種類も参考で紹介しています。
さらに「ダニ」や「ノミ」をカーペットから駆除する方法もまとめました。
駆除したあともダニやノミを寄せ付けず、快適な状態を維持する方法についても紹介しています。
カーペットを快適に使うためにも人間に有害な、ダニとノミについて知ることが大事です!
カーペットにいる有害な虫2選【ダニ・ノミ】
カーペットにいる有害な虫は、ダニとノミの2種類です。
ダニとノミは、人間への健康被害の影響があります。
ダニによるアレルギー疾患は、例えばアレルギー性鼻炎などです。
ノミは人間の血を吸い、そのあと血を吸われた場所のかゆみが、最大で1ヶ月近く続いてしまうこともあるそう。
カーペットはふかふかしていて、くつろぐには欠かせない癒しのアイテムですよね。
ダニとノミの被害にあわないようにするためには、カーペットに寄せ付けない環境づくりをすることがポイントになります。
ダニとノミについて詳しく解説していきます!
ダニ(主にチリダニ)
ダニの特徴 | |
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発生場所 | 絨毯やじゅうたんや家具など |
湿度 | 60%以上を好む |
室温 | 20~30度を好む |
一般家庭にいるダニの90%がチリダニだと言われています。
ダニは、実は最初からカーペットにいるわけではありません。
カーペットにはダニが好む環境が揃っているから、生息場所になってしまうのです。
カーペットはダニが好きな湿度60%以上や、室温が20度~30度と人間が快適な環境と似ています。
湿度が60%以上もあるとカビも繁殖しやすくなり、家具や家のダメージにも繋がるので普段から気を付けたいところですね。
ノミ
ノミの特徴 | |
---|---|
発生場所 | カーペット、ソファーやベッド、家具の下や隙間など暗く通気性の悪い場所など |
湿度 | 75~85%を好む |
室温 | 18~27度を好む |
ノミは「どこにいるの?」かというと、主にネコやイヌに寄生しています。
ノミが家の中で発生する原因は、ほとんどが犬やネコなど外を出入りしているペットが持ち込んでいる可能性が高いです。
ノミは、ダニと違いピョンピョン飛び跳ねるのが特徴。
ノミがカーペットに1匹でもいたらすぐに駆除を開始しましょう。
なぜなら、ノミは住み心地のいい環境が整えば驚きの繁殖力で大量に増殖していくからです。
想像しただけで恐ろしくなりますね。
カーペットにいる無害な虫2選【カツオブシムシ・シバンムシ】
カーペットには無害な虫もいます。
無害な虫だからと言っても、カーペットで見かけたらあまり気持ちのいいものではありませんよね。
ですが、無害な虫を知っておくことで、もし見かけてもあわてずに対処できることに繋がります。
カーペットにいる無害な虫、「カツオブシムシ・シバンムシ」の2種類を紹介します。
カーペットにいる無害な虫 | 特徴 |
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カツオブシムシ | ・大きさは3~5ミリメートル、黒く光沢がある虫。 ・人を刺すことはなく、危険な病気も媒介しません。 |
シバンムシ | ・大きさ2~3ミリメートル位の茶色い虫。人を刺すことはなく無害な虫です。 |
カーペットには色々な種類の虫がいるんだね。
カーペットのダニ・ノミを駆除する5つの方法
- 高温洗濯(60度以上)
- スチームアイロン、スチームクリーナー
- 布団乾燥機
- ダニ・ノミ退治スプレー
- ダニ・ノミパウダータイプ
ここでは、家にあるものや市販の商品でなるべく簡単に駆除できる方法をお伝えしています。
市販で売られているダニやノミを駆除できる商品は、スプレータイプや煙霧タイプ、パウダータイプなど種類が豊富にあります。
市販商品の中でも、スプレータイプやパウダータイプはお手軽にダニやノミを駆除できます。
出掛ける前にスプレーまたはパウダーをかけて、帰ったら掃除機で吸い取るだけなので簡単です。
家にあるものを使って駆除するときは、ダニやノミは熱に弱いので、熱を利用して退治していきましょう。
安心してカーペットでくつろげるようになったら嬉しいですよね。
ノミは潰してしまうと、卵が飛び散る可能性があるので要注意!スプレーがないときは、ガムテープなどで取りすぐにビニール袋へいれてギュッとしばってくださいね。
高温で洗濯(60度以上)
高温機能付きの洗濯機があれば、ダニやノミを死滅させながら洗濯ができる優れものアイテムです。
ダニは熱に弱く60度以上の場合一瞬で死ぬといわれています。
ノミも水分に弱く水温も60度以上なら、卵の状態でも死滅が可能。
高温機能付き洗濯機や乾燥機は、60度以上の設定にすればダニ・ノミ退治ができる強い味方です。
スチームアイロン、スチームクリーナー
ダニやノミの成虫はカーペット表面というよりは、内部に潜んでいる割合が高くなんと99%。
内部に潜んでいるダニやノミを退治するには、アイロンのスチームを使いカーペットの根元の方にも熱風をいきわたらせる方法がおすすめです。
スチームクリーナーを選ぶ場合は、「カーペットグライダー」付きがおすすめ。
カーペットグライダーを本体に取り付けるだけで、簡単にカーペット内部にいるダニ・ノミ退治に使えるためです。
カーペットグライダー付きのおすすめスチームクリーナーを紹介します。
カーペットによっては熱に弱い不向きな場合もあるので、取扱表示を確認してからが安心です。
スチームアイロンやスチームクリーナーを使う時は、部屋を暗くして1時間くらい経ってから使うとたくさんダニが駆除できるよ!
布団乾燥機
ダニもノミも熱に弱いので、熱風を送ることで駆除することができます。
駆除した後は、死骸を必ず掃除機で吸い取ってくださいね。
ダニの死骸が舞って吸い込むと、アレルギーの原因になるので注意しましょう。
ダニ・ノミ退治スプレー
ダニ・ノミ退治スプレーは、ダニやノミの生態を利用して使うと便利です。
ダニは夜行性のため、夜暗くなってからカーペットの表面にエサを求めて出てきます。
夜ねる前にカーペット全体にあらかじめスプレーしておけば、表面に出てきたダニが薬剤に触れてまちぶせ駆除が可能です。
ノミは飛ぶ跳ねるので見つけやすく、発見したら直接噴射して駆除しましょう。
スプレーを使う時の注意点です。
スプレーには薬剤が入っているため、小さなお子さんやペットがいる場合は気を付けて使ってくださいね。
効果は1ヶ月くらいなので、定期的にスプレーすることがダニ・ノミを増やさないポイントです。
ダニ・ノミパウダータイプ
ダニ・ノミのパウダータイプも、ダニ・ノミ退治がお手軽にできちゃう方法です。
パウダーをカーペット全体にかけたら30分ほど放置して掃除機で吸い取るだけ。
しかも、ダニやノミの退治がカーペットの裏面からも同じやり方でできます。
パウダーを使ったダニ・ノミ退治の効果は、1~2か月間続くそうです。
出かけている間に駆除してくれているのが嬉しいですね。
カーペットにダニ・ノミを寄せ付けない!【予防法3選】
- 換気
- 防ダニカーペット
- エアコンの除湿機能または除湿器
ダニ・ノミにとって居心地の良い環境を崩すことが予防につながります。
ダニとノミの弱点を知り、ダニとノミに効果的な予防で増やさないように気をつけたいですよね。
予防対策:換気
リビングなどの部屋の風通しをよくすることが大事です。
風通しをよくすることで、湿度対策になりダニ・ノミ予防につながります。
換気をするときは、窓やドアを2か所以上開けて空気の通り道を作りましょう。
こまめな換気をすることで、ダニやノミが増えにくい環境に近づきます。
予防対策:防ダニカーペット
カーペットを選ぶなら、防ダニカーペットと表記されている商品がおすすめ。
ダニが嫌がる成分を用いているため、ダニを近づけない効果があるからです。
防ダニカーペットの効果は、目安で3年くらいになります。
ノミは水に弱いので、カーペットを洗濯することでノミも一緒に退治できます。
予防対策:エアコンの除湿機能または除湿器
ダニやノミを駆除したあとは、除湿器やエアコンの除湿機能を積極的に使いましょう。
なぜなら、ダニやノミの繁殖を防いだり成長を遅らせたりする効果があるからです。
湿度が60%以上になるとダニは繁殖しやすくなります。
湿度が50%以上あると、ノミは幼虫の発育が活発になり、さなぎそして成虫へと成長し動物に寄生して血を吸いはじめます。
除湿器やエアコンの除湿機能を使い湿度管理をして、ダニやノミの活動が活発になるのを防ぎましょう。
湿度を把握するためには、湿度や温度、時間などもわかる「一体型の湿度計」や「スマホのアプリ」でも入手できるので便利ですよ。
スマホのアプリですぐに除湿管理ができるね!
エアコンの除湿機能の方が早く部屋全体の湿度が下がるよ!
まとめ
カーペットにいるダニとノミは、人間に健康被害を及ぼします。
カーペットは、くつろぎの場所として人が集まりやすい場所です。
人が安心してくつろげるカーペットでいられるように、ダニやノミに対する対策を日頃から意識できるといいですよね。
とくにダニは目に見えないので、不安になってしまいます。
もし、鼻炎アレルギーなどの症状が出始めたらダニかもしれません。
症状がでる前に駆除や予防対策など、できそうなことから始めてみてくださいね。
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