・イエダニは肉眼で見える?
・イエダニが家の中で発生しやすい場所はどこ?家で見つけた時の対処法が知りたい!
こういった悩みにお答えします。
人を刺すと言われているイエダニが家にいた場合、肉眼で見えるのか気になりますよね。
イエダニに刺された跡があったら、早急に駆除しなくてはなりません。
しかし、適切に対処しないと「毎日イエダニに刺されて眠れないほどかゆい」なんてことに。
そうならないためにこの記事では、イエダニは肉眼で見えるのか、家の中でイエダニが発生しやすい場所、イエダニを見つけた時の対処法を紹介します。
【結論】イエダニは肉眼で見える
イエダニは肉眼で見られます。
イエダニの大きさは0.6〜1.0mmとダニの中では大きく、体の色が吸血した時に白から赤色に変色。
さらに吸血してから時間が経つと黒色に変化するため、他のダニに比べると見つけやすいです。
ですので、イエダニを家の中で発見したら早急に駆除しましょう。
イエダニは基本的に屋外のネズミに寄生しており、家の中にいないことがほとんど。
寄生主であるネズミが死んだ場合に新たな寄生先を求めて移動してくるのです。
イエダニを室内で見つけた場合、家のどこかにネズミの巣があると言えます。
イエダニの駆除と同時に、ネズミの駆除とネズミの巣の撤去を行いましょう。
ネズミが家の中に侵入していなければ、イエダニが家の中にいることはないよ!
イエダニが家の中で発生しやすい場所|4選
・畳やカーペット
・布団
・こたつ
・床の割れ目などの暗がり
イエダニが家の中で発生した場合、畳やカーペット、寝具などに潜んでいることがほとんど。
なぜなら高温多湿の環境を好むため、寝具やカーペットは絶好の住処(すみか)になるからです。
さらに、寝具やカーペットには吸血できる「人」がいますから餌にも困りません。
そのため、イエダニを1匹でも家の中で見つけた場合は、寝具やカーペットを徹底的に掃除しましょう。
イエダニは5月頃からだんだんと現れ、6月〜9月頃に一番活発な時期を迎えます。
しかし、イエダニはネズミに寄生するダニのため、ネズミがいればどの時期でも活動できるのです。
活発な時期ではないからと油断せず、1年を通して掃除や換気を徹底しましょう。
イエダニが家にいた時の対処法|3ステップ
イエダニを家で見つけた時の対処法を3ステップで紹介します。
以下の手順で行うとイエダニを駆除できますので、参考にしてみてください。
まずは、早急にネズミの駆除とネズミの巣の撤去をしてください。
イエダニはネズミに寄生し、ネズミの巣で繁殖します。
そのため、イエダニの発生元である「ネズミの駆除」「ネズミの巣の撤去」「イエダニの駆除」を同時進行で行いましょう。
イエダニだけを駆除してもネズミやネズミの巣がある限り、イエダニがいなくなることはありません。
毒餌(どくえ)などを使って自分でネズミを駆除できますが、ネズミや巣は屋根裏や畳の裏など見つけにくい場所にあるのがほとんど。
費用はかかりますが、専門業者に依頼をして素早く対処しましょう。
ネズミの駆除と巣の撤去が終わったら、時間を空けずに部屋全体に燻煙剤(くんえんざい)をたきましょう。
専門業者がネズミの駆除と巣を撤去した途端、イエダニは新たな寄生先を求めて大量に移動してきます。
そのため、燻煙剤をたいて部屋にいるイエダニを一気に駆除しましょう。
寝室用の燻煙剤は布団を出したまま使用できます。
布団に潜んでいるダニも一緒に駆除できるのでおすすめです。
家に発生したイエダニの駆除が完了したら、ダニ捕りロボやダニスプレーを使いましょう。
燻煙剤は部屋全体のイエダニを一気に駆除できるアイテムだからです。
そのため、ダニ捕りロボやダニスプレーを使って、カーペットの繊維の奥や畳の奥に潜んでいるイエダニを駆除しなければなりません。
ダニ捕りロボはダニがいそうな場所に設置するだけ。
ダニが好む香りで誘引し、駆除してくれます。
また、畳の場合は畳の奥に差し込んでスプレーするタイプがおすすめです。
イエダニが一度でも家の中で発生した場合、ネズミが侵入できる経路があると言えます。
専門業者に駆除を依頼する際に、侵入経路と思われる場所を聞いてみましょう。
主に換気扇や室外機、屋根の隙間から侵入する確率が高いです。
ネズミの侵入経路を塞ぐことでイエダニの発生も抑えられます。
【おまけ】家にはイエダニ以外のダニもいる
ダニの種類 | 全長 | エサ | 家の中での生息場所 |
---|---|---|---|
ヒョウヒダニ (チリダニ) | 0.3〜0.6mm | 人のフケ、垢、髪の毛、食べかす | 畳、カーペット、寝具など |
コナダニ | 0.3〜0.5mm | 穀物、粉物 | 小麦粉、砂糖、削節 など |
ツメダニ | 0.3〜1.0mm | ヒョウヒダニ、コナダニ、小昆虫などの体液 | 畳、カーペット、寝具など |
家の中には、イエダニ以外にもダニが潜んでいます。
家にいる約90%以上がヒョウヒダニ(チリダニ)です。
生きているヒョウヒダニは人に被害を与えません。
しかし、ヒョウヒダニの死骸やフンはアレルギーの原因になりますので、注意が必要です。
また、ヒョウヒダニやコナダニを餌としているツメダニは人を刺す可能性があります。
そのため、部屋の掃除や換気を徹底してヒョウヒダニやコナダニの数を減らしましょう。
まとめ
イエダニを家の中で発見した場合、家のどこかにネズミやネズミの巣があります。
なぜならネズミに寄生し、ネズミの巣で繁殖するダニだからです。
そのため、イエダニの駆除と合わせて、「ネズミの駆除」「ネズミの巣の撤去」を行いましょう。
また、家の中では特に寝具やカーペット、畳など高温多湿の場所を好みます。
イエダニは人を刺しますので、家族が集まる場所は徹底的に掃除と換気をしましょう。
この記事が少しでもイエダニの被害を減らすのに役立つと幸いです。
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