シーツを洗濯すればダニは取れるの?
ダニ防止シーツってあるの?
手軽にダニを予防する方法はないの?
今日はこういった悩みについて、お答えします。
シーツを洗濯するだけでは、ダニは取りきれません。
薄いシーツの場合は、多くのダニが洗い流されます。
しかし、厚手のシーツは、ダニの爪が生地に引っかかり、残ってしまうのです。
ダニが残っているシーツを使うと、再びダニが増えてしまいます。
今回は手軽にできる、シーツのダニを予防する対策をご紹介します。
シーツにダニがいる理由【3選】
ダニのエサがたくさんある
シーツは家の中でダニが1番多くいる場所と言われています。
なぜかというと、シーツや枕といった、寝具には皮脂やフケ、毛髪といったダニのエサがたくさんあるからです。
自分のフケや寝ている間に抜け落ちた毛が、まさかダニのエサになっているなんて驚きですよね。
ダニにエサを与えなければ、ダニの繁殖は抑えられます。
シーツや布団を清潔にしておいた方がいい理由は、こういったところにもあります。
ダニにとって心地よい温かさと湿度
ダニにとって、温かく、適度な湿度がある場所は最高に心地のよい環境です。
シーツや布団は寝ている間に、体温で温かくなっています。
さらに、寝ている間にかいた汗などにより湿気もあります。
ダニによって心地よい温かさで、適度な湿度もあるシーツは、ダニにとって天国といえるでしょう。
吸引されることがない
毎日布団やシーツに掃除機をかける人は、多くないでしょう。
そのため、ダニは吸引されることがありません。
吸引されることがない上、洗濯により完全に死滅することがないため、ダニが生き延びられてしまう場所。
それが、シーツです。
布団に入ると身体が痒くなったり、朝起きてみると身体が痒いと感じる人は、もしかするとシーツにダニがいるかもしれません。
いつも寝ているシーツにダニがいる?!考えるとゾッとします。
ダニは人間の目には見えない、とても小さいのです。
そのためダニがいるかどうかは目視ではわかりません。
自分のシーツや寝具にはダニはいないと思っていても、ダニがいる可能性は極めて高いです。
自分のシーツにもダニがいるのなら、急いでダニを撃退したい!
洗濯機でのダニ対策
洗濯してもダニは残る
シーツを洗濯すれば、ダニはある程度洗い流せます。
しかし、全てのダニは落とせません。
なぜかと言うと、ダニは繊維にしがみつくことができるので、洗濯の水流では簡単に流れないからです。
ダニの死骸、ダニのフン等はを洗濯により洗い流すことはできます。
洗濯が全く効果がないわけではありません。
ダニは熱に弱い!高温でダニを撃退!
洗濯機で、ただ洗っただけではダニは落ちません。
しかし、「ダニは暑さに弱い」という弱点を活用すると、ダニは落ちやすくなります。
ダニは50度以上だと30分ほどで、60度ではほぼ一瞬で死滅。
シーツや布団を天日干しするときは、より高温にするために、大きな黒いビニール袋でシーツや布団を覆うと、さらにダニ退治の効果を期待できます。
他にも、日差しの当たる車の中はとても高温なので、車の中に布団やシーツを入れて、ダニを死滅させるという方法も効果的です。
布団乾燥機でシーツや布団を高温にしたり、ダニ退治コースがついているものはそういったコースを利用したりすることで、ダニを死滅させることができます。
シーツの洗濯頻度は週1回
シーツは、ダニにとって最高の場所です。
頻繁に洗濯したいところですが、なかなか難しい方もいるかと思います。
シーツや枕カバーは最低でも、週に一度は洗濯するようにしたほうが良いとされています。
洗濯槽にダニが移る危険性
洗濯機でシーツを洗うことにより、ある程度のダニは洗い流せます。
しかし、洗濯槽にダニがうつってしまうということもあります。
シーツの洗濯はダニの除去に効果があるものの、完全にダニを死滅させ、洗い流すことができるというわけではありません。
シーツを洗濯してもダニは完全に取ることができないことは、覚えておきましょう。
ダニが洗濯機にうつってしまうことについては、こちらを参考にされてください。
効果がある防ダニシーツ【3選】
- 薬剤による防ダニ加工シーツ
- 高密度の繊維が使われているダニ防止シーツ
- 防水加工によるダニ防止シーツ
シーツのダニを予防するためにダニ防止シーツというものが販売されています。
薬剤で加工されているもの、高密度の生地のシーツ、他に防水加工されているシーツが有名です。
薬剤による防ダニ加工シーツ
薬剤によるダニ防止シーツはダニを寄せ付けない薬剤が塗布されています。
人体への影響があるものではありません。
しかし、防ダニの加工剤が原因でアレルギーを起こすこともあると言われています。
赤ちゃんや肌が弱い人がいるおうちは、少し気になりますね。
その点は注意が必要です。
なるべく肌に負担のないシーツを使いたい人は避けた方がいいかも。
高密度の繊維が使われているダニ防止シーツ
普通のシーツには生地と繊維の間に隙間があります。
その隙間にダニが入ってしまうと、洗濯をしてもダニが取れないということになります。
しかし、高密度の繊維が使われているダニ防止シーツは繊維の中にダニを寄せ付けません。
そのため、ダニ予防には効果があると言われています。
薬剤で加工されていない分、お肌には優しそう!
防水加工によるダニ防止シーツ
防水加工されているシーツは、シーツの湿気を抑えてくれます。
寝ている時にかく汗や、濡れている髪のまま寝ることによってシーツは思った以上に湿度が高い状態です。
防水性があることにより、ダニが繁殖しにくい環境を作ることができます。
ダニが好まない環境を作れるのは嬉しいですね!
ダニ防止マットでも予防はできる
ダニ予防の対策としてダニ防止のシーツを使用する以外に、ダニ防止マットを使うという手段があります。
確かにどのシーツもダニ予防には効果的です。
しかし、少々高価であったり、高密度のシーツや防水加工をされているシーツは重く、洗濯がしにくかったりします。
こういった時、ダニ防止マットを使うことで、ダニ防止シーツを買うよりさらに手軽に、ダニを減らす効果が期待できます。
ダニ防止防止マットの仕組み
ダニ防止マットの中には、ダニを寄せ付ける誘引剤が入っています。
ダニがマットの中に入ると、 吸湿性セラミックがダニ付着。
すると、ダニは脱水状態になり、乾燥することにより、ダニは死滅します。
結果的に、ダニの死骸やフンはダニ防止マットの中に閉じ込められ、アレルゲンとして空気中に拡散する事も防ぎます。
マットの中でダニを死滅させることにより、ダニの死骸が拡散することも防ぐので一石二鳥です。
ダニ防止マットは今あるシーツに忍ばせるだけなので、手軽にダニ予防ができますね!
ダニ防止マットの使い心地については、こちらの記事を参考にされてください。
まとめ
シーツは、家の中で1番ダニがいる場所です。
対策として、ダニ防止シーツを購入することが考えられます。
しかし、わざわざシーツを変えることが大変だと感じる方については、ダニ防止マットを使うことで、ダニを減らす効果が期待できます。
ぜひお試しください。
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