洗濯機はカビの温床っていうけど、ダニもいるの?
洗濯機の中でダニを増やさない方法を知りたい。
このような悩みにお答えします。
洗濯機の中はカビはもちろんですが、ダニもいます。
洗濯機はダニにとって、最高の場所。
ほどよい湿度がたもたれ、エサとなるカビが生息しているからです。
洗濯機の中で増殖したダニは、洗濯をすることで洗濯物にもどることも。
今回は、洗濯機の中でダニが増える原因と、増やさない対策を紹介します。
洗濯機でダニが増える理由3つ
- ダニは洗濯物から洗濯槽に移動する
- 洗濯槽のカビはダニのエサとなる
- ほどよい湿気がダニの好む環境になる
洗濯機はカビの温床といいますが、実はダニにとっても最高の環境で、ダニの温床ともいえます。
理由はほどよい湿気と、エサとなるカビがいるからです。
洗濯機でダニが増える理由は3つ。
ダニは洗濯物から洗濯槽に移動する
洗濯機にダニが入る経路は洗濯物。
生きたダニが洗濯物から落ちて、洗濯槽にうつることが原因です。
生きたダニはツメが丈夫で、厚手の服は、洗濯だけで洗い流すことはできません。
服の中の繊維にツメをからめ、洗濯物の中で生き残ります。
しかし、薄手の服やシーツなどは、生きたダニの90%が洗い流されるのです。
衣類から落ちたダニは、洗濯槽に移動し、排水されると思いますよね。
実は洗濯槽の中にダニが残っているんです。
洗濯槽のカビはダニのエサとなる
ダニのエサは洗濯槽のうらのカビです。
どんなに清潔にしていても、洗濯槽のうらにはカビがいます。
洗濯物から落ちたダニは、カビのいる洗濯槽へ移動。
カビをエサとすることで、ダニはどんどんと増えるのです。
カビが増えることが、ダニの増殖にもつながっているのですね。
ほどよい湿度がダニの好む環境になる
湿度が高い環境は、ダニが生きる最適な場所です。
洗濯が終わったあとの洗濯機は、湿度が高くカビやダニにとって最高の状態。
ふたをしめていれば、カビ、ダニともに増殖できる環境がそろってしまいます。
洗濯機の中で増えたダニは、ふたたび洗濯物に戻ってしまうのです。
きれいに洗濯したと思っていても、洗濯物にダニをつけているかもしれませんね。
きれいに洗濯したはずの物に、ダニをつけてたかもしれないなんて…、ゾッとしちゃうわ。
洗濯機のダニを増やさないポイント3つ
- 洗濯物をため込まない
- 洗濯機を乾燥させる
- 定期的に洗濯槽をきれいにする
洗濯槽でダニを繁殖させないためには、洗濯機の中でダニを増やさないことが大切です。
ポイント①|洗濯物をため込まない
洗濯槽にダニを増やさないためには、洗濯物をため込まないことが大切です。
電気代や水道代を節約したいがために、ついつい洗濯物がたまってから洗濯したくなりますよね。
しかし、洗濯物を放置していると、洗濯物についたヒシや髪の毛などを食べてダニが増えます。
洗濯前に生きたダニが増えるほど、洗濯槽に移るダニも増えてしまいます。
洗濯槽に移動するダニを減らすためにも、できるだけこまめに洗濯をしましょう。
洗濯物にダニが増えないよう気を付けたいね。
ポイント②|洗濯機を乾燥させる
洗濯機でダニを増やさないためには、乾燥させることがポイント。
カビ、ダニともに湿度が高いところが好みです。
洗濯が終わったあとの洗濯機は、ほどよい湿気があります。
洗濯物を放置していると、さらに洗濯機の中は湿度がたもたれます。
洗濯機内がカビ、ダニにとって最高の環境になってしまうのです。
さらに、カビが増えると、ダニにとってのエサが増え、ダニの増殖にもつながってしまいます。
カビ、ダニが増えないためには、洗濯機の中をしっかりと乾燥させましょう。
洗濯後には衣類をできるだけ早く取り出し、ふたを開けて乾燥させることが大切です。
また、洗濯機に乾燥機能や漕洗浄機能などがある場合は、定期的に機能をつかいカビ予防をしましょう。
ドラム式洗濯機の場合ふたを開けておくと、小さな子どもやペットが入る危険があります。
ドアストッパーを使ったり、1週間に1度くらい乾燥機能を使うことがおススメです。
ポイント③|定期的に洗濯槽をきれいにする
ダニを増やさないためには、カビが繁殖する洗濯槽をきれいにすることが必要です。
洗濯後に洗濯槽を乾燥させていても、ダニが洗濯物から洗濯槽に移動します。
洗濯機の中のダニをゼロにすることはできません。
ただ、洗濯機でダニを増やさないことはできます。
ダニを増やさないためには、エサとなるカビを除去することが不可欠です。
カビを予防するために、定期的に洗濯槽のそうじを行いましょう。
カビが予防できれば、ダニの増殖もおさえられますよ。
洗濯槽クリーナーは塩素系と酸素系があるけど、どちらが効果的なのかな?
塩素系、酸素系どちらがダニに効果があるか、2つの洗濯槽クリーナーの特徴を紹介しながら説明するね。
塩素系・酸素系どちらがカビ・ダニ退治に効果的なの?
- 塩素系クリーナー:殺菌力にすぐれる
- 酸素系クリーナー:洗浄力にすぐれる
洗濯漕クリーナーには、塩素系と酸素系があります。
殺菌力があるなら塩素系クリーナーの方が、カビやダニに退治に効果がありそうですね。
洗浄力の高い酸素系クリーナーも、カビ・ダニ退治をするうえで必要なんだよ。
塩素系クリーナーは殺菌力にすぐれている
塩素系クリーナーは、酸素系クリーナーにくらべて殺菌効果がとても高いです。
殺菌力が高いため、菌であるカビを退治するのにうってつけ。
カビ・ダニ退治を目的に洗濯槽のそうじをするなら、塩素系クリーナーがオススメです。
ただし、洗濯槽うらにつく洗濯洗剤のよごれは、塩素系クリーナーでは落ちにくいという欠点があります。
よごれを落とすには酸素系クリーナーがオススメです。
塩素系クリーナーが残ったまま衣類を洗濯すると、色落ちの原因になります。
塩素系クリーナーを使った後は、衣類の洗濯を行う前にしっかりとすすぎを行いましょう。
酸素系クリーナーは洗浄力にすぐれている
塩素系クリーナーが殺菌力にすぐれていたのに対し、酸素系クリーナーは洗浄力がとても高いです。
塩素系クリーナーで落とせなかった、洗濯洗剤のよごれをはがし落とすことができます。
洗剤のよごれが落ちても、洗濯槽のカビ・ダニ対策にはならないと思いますよね。
実は、洗濯槽につくよごれが、カビのエサになっているんです。
塩素系クリーナーで、カビを退治しても、洗濯槽によごれが残っていれば、またカビは増えてしまいます。
カビが増えればダニも増えてしまうのです。
カビ・ダニを増やさないためには、殺菌だけでなく、洗濯槽の汚れを取り除くことも大切です。
縦型洗濯機でできる!塩素系と酸素系のダブル使いでカビ・ダニ対策
特に長年そうじをしていない洗濯機や、カビが大量発生する梅雨前に、塩素系と酸素系の両方をつかってそうじするのがオススメです。
この方法は、縦型洗濯機の場合にできるそうじ方法です。
ドラム式洗濯機は、メーカーによって使える洗濯槽クリーナーやそうじ方法がちがいます。
取り扱い説明書を確認し、正しい方法でそうじをしてください。
- 人肌くらいのぬるま湯を、洗濯機の最大水位までためる
- 酸素系クリーナーを入れ、洗濯機の洗いコースでかくはん
- ゴミが浮いている場合は、ネットなどでゴミをとる
- 一晩つけおき、翌朝「洗い→すすぎ→脱水」をする
- 常温の水を、洗濯機の最大水位までためる
- 塩素系クリーナーを入れ、洗濯機の洗いコースでかくはん
- 12時間程度つけおき、「洗い→すすぎ→脱水」をする
酸素系クリーナーをつかった後に塩素系クリーナーを使用する場合は、しっかりとすすぎを行いましょう。
2回以上すすぎを行うことをオススメします。
酸素系クリーナーが残っている中に、塩素系クリーナーをいれると、有害ガスが発生する恐れがあり注意が必要です。
塩素系クリーナーを使用後も、すすぎは2回以上行いましょう。
また、塩素系クリーナーは、水の温度を常温で使用します。
温かいお湯に塩素系クリーナーを入れると、塩素ガスが発生し気分が悪くなる場合があるからです。
酸素系クリーナーは温かいお湯の方が汚れ落ちがいいため、ぬるま湯をつかいましょう。
お湯の温度が高すぎると、洗濯機の故障の原因になります。
最高でも50度程度の温度でつかいましょう。
洗濯槽クリーナーをつかった後は、しっかりすすぎをすることが大切ね。
十分なすすぎがされていないと、洗濯物がいたむ原因にもなるよ。
オススメの洗濯槽クリーナー【5選】
〈塩素系クリーナー〉
- 洗たく槽カビキラー(塩素系):SCジョンソン
- 洗浄力 洗たく槽クリーナー:エステー
〈酸素系クリーナー〉
- 洗たく槽クリーナー:シャボン玉石けん
- 洗たく槽クリーナー無添加:arau.
〈ドラム式洗濯機クリーナー〉
- ドラム式洗濯機用 洗濯槽クリーナー:パナソニック
〈塩素系〉洗たく槽カビキラー(塩素系):SCジョンソン
塩素系クリーナーで殺菌力が強いのが、SCジョンソンの洗たく槽カビキラーです。
つけおく時間が短く、3時間程度で殺菌できます。
実際に使用している人の評価が高く、安心して使用できます。
多くのドラッグストアやディスカウントショップで、あつかわれており、比較的手に入りやすいのもうれしいポイントです。
SCジョンソンの洗たく槽カビキラーは、酸素系クリーナーも販売されてるよ。
〈塩素系〉洗浄力 洗たく槽クリーナー:エステー
エステーの洗たく槽クリーナーは、洗い時間が3分でも殺菌効果が発揮されるクリーナーです。
カビが気になる場合や、長期間洗濯槽クリーナーを使用していないときは、6時間程度つけおきするとより効果を発揮します。
縦型洗濯機の人はもちろんですが、ドラム式の洗濯機に使用している人も多い洗濯槽クリーナーです。
たった3分の洗いで殺菌できるのは、手間がかからなくていいね。
〈酸素系〉洗たく槽クリーナー:シャボン玉石けん
かわいい女の子の絵がトレードマークのシャボン玉石けん。
シャボン玉石けんの洗たく槽クリーナーは、3つの要素で洗濯槽のよごれをおとします。
無添加の界面活性剤、重曹、酸素系漂白剤で、よごれを浮かし、ニオイまで除去します。
洗剤成分が無添加なので、小さな子供がいる家庭でも安心して使えます。
実際に使用している人は、洗濯槽のよごれが目に見えて落ちるので満足しているようです。
私もシャボン玉石けんの洗たく槽クリーナーを使っているわ。
よごれとニオイがしっかり落ちるすぐれものよ。
ドラム式洗濯機には、故障の原因になるため使えません。
〈酸素系〉洗たく槽クリーナー無添加:arau.
子供用の洗濯洗剤やボディソープなどをあつかう、arau.の洗たく槽クリーナーは無添加で安心。
一般的に洗剤に配合される、合成香料、着色料、保存料などが一切使われていない無添加商品です。
arau.の洗たく槽クリーナーは、漂白剤特有のツンとしたにおいがありません。
スペアミントオイルを配合した、天然ハーブの香りがさわやかです。
洗浄力が高いのはもちろんですが、ハーブの香りが良いのもポイントだね。
ドラム式洗濯機には、故障の原因になるため使えません。
〈ドラム式洗濯機〉ドラム式洗濯機用 洗濯槽クリーナー:パナソニック
酸素系洗剤が使用できないドラム式洗濯機でも、よごれがしっかり落ちると評判なのがパナソニックの洗濯槽クリーナーです。
洗濯機を作っている会社の商品で、ドラム式洗濯機専用のクリーナーだから、故障の心配がありません。
よごれがしっかりと落ちて、洗濯機内の嫌なにおいもとれると評判。
少し値段ははりますが、洗浄力を考えると満足度が高い洗濯槽クリーナーです。
パナソニックからは、縦型洗濯機に使える洗濯槽クリーナーも販売されているよ。
まとめ
- 生きたダニは洗濯物から落ちると洗濯槽に移動する
- ダニはカビをエサに洗濯機の中で増える
- ダニを増やさないためには、洗濯槽の乾燥とカビの除去が大切
洗濯物につくダニを洗い流せても、洗濯槽に移動しダニは生き続けます。
洗濯機の中でダニが生息しにくい環境を、いかにつくるかが大きなポイント。
ダニが増えない環境を作るには、洗濯物にダニを増やさないこと、洗濯機を乾燥させること、そして何よりも洗濯機を清潔にたもつことが大切です。
洗濯槽クリーナーを上手に使って、ダニが増えない環境を作りたいですね。
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