「ダニの検査キット」はどのような検査なの?
「使い方や何がわかるのか」を知りたい
こういった悩みについて答えます。
ダニの検査キットがあるのをご存じでしょうか。
コロナやインフルエンザと同様にダニにも検査キットというものがあり、市販もされています。
しかし、検査キットと言ってもどのような検査でダニの何がわかるのかなど、不明な点がいっぱいです。
そこで今回は、ダニの検査キットとはどういうもので、何がわかるのかをお伝えします。
今回、紹介するダニの検査キットは家で手軽に検査できます。
ダニの検査キットは3種類
- ダニの有無がわかる検査キット
- ダニアレルゲンの検査キット
- 自身のダニアレルギーの検査キット
ダニの検査キットを調べたところ、3種類に分けられることがわかりました。
調べたい内容によって、使用する検査キットが変わってきます。
それぞれの検査キットについて詳しくまとめてみました。
ダニの有無がわかる検査キット
ダニの有無を調べる検査です。
急にアレルギー症状を発症してしまったり、ムシに噛まれたようなあとがあってダニを疑うこともあります。
家の中でも特にダニが繁殖しやすい寝室や、子どもやペットがいつもいる場所などでダニの有無がわかると、その後の対策にとても役立ちます。
しかし、ダニはかなり小さな生き物であるため、目で見て確認することが難しいです。
そのような中で、キットによっては自身で目視できるものや自分でシートを貼り付け、それを専門機関に送ることでダニの有無を調べてくれるキットもあります。
ダニの有無がわかるなんて少し怖いですよね。
それでも、重点的に対策をとるには便利ですね。
ダニアレルゲンの検査キット
ダニアレルゲンを調べることのできる検査キットです。
さらに細かく分類すると、ダニアレルゲンによる汚染状況の検査と自身のダニアレルギーの検査に分けることができます。
この検査は、検査をする場所のダニの汚染状況を把握できる検査になります。
家具の裏や押し入れや倉庫の中など、ほこりが多く湿度の高い場所などは、ダニが繁殖しやすい場所です。
そのような場所でこの検査は力を発揮してくれます。
実は、文部科学省の「学校環境衛生基準」で、ダニまたはダニアレルゲンを年1回定期的に検査することが義務付けられています。
そのため、学校でもこのような検査キットを用いてダニアレルゲンの検査をしています。
アレルギーを持っている子どもが増えているので、毎年検査してくださると安心ですよね。
ダニアレルゲンとは…ダニ・その死骸・糞は、これらを吸い込むことで気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を引き起こす主要アレルゲン(アレルギーをひき起こす原因物質)です。そのため、これらを総称して「ダニアレルゲン」と呼ばれています。
個人のダニアレルギーの有無がわかる検査キット
血液検査によって、自身がダニアレルギーかどうかを知ることができる検査です。
食物や動物の毛などアレルギーの原因は様々です。
アレルギーの有無を調べるには、病院での血液検査が一般的。
さらに場合によっては、保険が効かなかったり、検査項目が増えて診療費も高額になります。
しかし、ダニアレルギーの検査だけでいい場合、この検査キットで自宅でも簡単に調べることができます。
費用も安くつく場合もあり、なかなか病院に行く時間がとれない方にもオススメです。
検体は医療機関でしっかりと検査してくれるので、信頼性の高い検査です。
ダニの検査キットは市販されている!
ダニの検査キットについては、Amazonや楽天市場などで買うことができます。
でも、どのようなモノなのか知らないと探すのも大変です。
ドラッグストアや量販店なでも取り扱っているところはあるようですが、私の居住地周辺では見つけられませんでした。
通販の方が簡単に手に入れることができるかもしれません。
そこで、どのような商品があるのかピックアップしてみましたので参考にしてみてください。
ダニ目視キット
この検査は、ダニの有無がわかる検査キットです。
- 気になる部分にダニ目視キットを設置
- 3日~1週間後に付属のルーペでキットを確認
- 検査キットの周りにいるダニが確認できる
ダニを目視できるので、嫌悪感を抱いたり不安になってしまう人は注意してくださいね
でも、自分で確認できるのでとても簡単です。
それに気になる部分を徹底的に掃除できたりするので、私はダニが見えなくなると安心感を得られました。
むしむし探偵団ダニシリーズ
この検査も、ダニの有無がわかる検査キットです。
- 検査場所を決める(床、畳、寝具など)
- ポリ袋からダニ検査用シートを取り出し、透明保護フィルムをはがす
- 調査箇所の表面にダニ検査用シートの粘着面を貼り付ける(①~③をシート分繰り返す)
- 保護フィルムに貼り戻す
- 検査機関に送付する
- 検査結果を待つ
専門機関でしっかりと検査してもらえるので、安心
できますね
ダニ検査用マイティチェッカー
この検査は、ダニアレルゲンの検査キットです。
- 付属のゴミ取り袋を掃除機にセットし、床面約1平方メートルを1分間吸引
- 抽出液を作ってゴミ取り袋を浸し、アレルゲンを抽出
- マイティーチェッカーを取り出し、抽出液に浸す
- ダニアレルゲンレベルの判定を行う
掃除機を使って、簡単に検査できるのが便利ですね。
ダニアレルギー血液検査
この検査は、個人のダニアレルギーの有無がわかる検査キットです。
- 取扱説明書の手順で血液を採取
- 検査申込書を記入
- 同封の封筒にて分析センターへ送付
- 約7~10日程度で検査報告あり
自分の指に針を刺すのが怖い気もしますが、簡単でそこまで痛くありませんでした。
ダニ検査キットの比較一覧表
上記で紹介させていただいたダニ検査キットで、気になる項目を比較してみました。
ダニ目視キット | むしむし探偵団 | ダニ検査用マイティチェッカー | 血液検査キット | |
---|---|---|---|---|
ダニの有無 | ○ | 〇 | 〇 | × |
アレルゲンレベルの判定 | × | △ (ダニの生息密度判定) | 〇 | × |
個人のダニアレルギーの有無 | × | × | × | 〇 |
最小梱包数 | 2個入 | 6個入~ | 2個入~ | 1個入~ |
費用 (※1回分換算) | 468円~ | 1320円~ | 1310円~ | 6050円~ |
公式サイト | 有限会社日革研究所 | 鵬図商事株式会社 | 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 | 株式会社ヘルス・ウェーブ・ジャパン |
キットはそれぞれの分野にしており、残念ながら全ての項目に対応したキットはありませんでした。
検査キットを使用してみたいダニが多く繁殖する場所
- 高温多湿の環境(温度20~30℃、湿度60~80%)
- 餌(フケや髪の毛など)
- 潜って産卵する場所(寝具やぬいぐるみなど)
- 暗い場所
ダニの繁殖条件に合致する場所を検査してみるのも、これからダニ対策をするのに効果的です。
そこで、家の中でダニが繁殖しやすい場所を紹介します。
寝具
ダニの繁殖条件に最も合致するのが寝具です。
上記に記載した、ダニの繁殖条件のすべてに合致している場所です。
特に枕は、ダニにとって繁殖条件の宝庫です。
洗うことができなかったり、洗った後の乾燥が不十分だった場合カビが生えやすくなります。
カビはダニのエサになり、またそこから繁殖が始まります。
また、掃除機を使用する場合も枕の厚さから吸い取りずに残ってしまいます。
私も枕の洗濯には特に気をつけています。
乾燥機を使用したたり、天日干しをしたり、除湿器の上につるして徹底的に乾燥させています。
枕だけでなく、マットレスやシーツなど寝具は全般にダニが繁殖しやすいから心配です。
エアコン
エアコンの中は常に暗く湿度が高いだけでなく、温度を20~30度に保っているため、ダニにとって快適な場所です。
さらにエアコンの中はホコリが溜まります。
ホコリなどをエサとするダニにとって好条件です。
エアコンがカビ臭い場合は要注意です。
カビも湿度が場所で繁殖し、カビもダニの餌になるためダニの発生につながってしまいます。
まとめ
ダニの検査キットは3種類あるので、目的に応じた検査キットを選ぶ必要があります。
特にダニの有無やアレルゲンのレベルチェックを検査するキットは、上記で紹介させていただいた他にもたくさん市販されています。
使用方法は、掃除機を用いたり、専用シートで採取したりと全く違うため、いろいろ試してみるのも面白そうです。
また、アレルギー検査も病院に行く必要がないため、時間の無い方や簡単にダニアレルギーの有無を知りたい方におススメです。
検査キットでわかった結果をもって、最適なダニ対策ができるので、ぜひ興味のある方はお試しください。
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