ダニは枕にそんなにたくさんいるの?
枕のダニ退治はどうしたらいいの?
普段からできる対策はあるの?
こういった悩みにお答えします。
毎日使う枕は、ダニがとても繁殖しやすい場所です。
買った時よりも、枕が重くなっている場合は要注意。
洗濯がしにくい枕ですが、何もしないと枕の中にはダニや死骸がどんどんたまっていきます。
そして枕も重くなっていくのです。
そのままにしておくと、刺されたり、アレルギーの心配も出てしまいますよね。
これ以上枕のダニを繁殖させないために、今回は枕のダニ退治方法を紹介します。
枕はダニの繁殖条件に最適
枕は汚れや湿気が溜まりやすく、ダニが繁殖しやすい場所です。
枕の中には、何千、何万匹というダニがいると言われています。
ダニは気温22~28℃、湿度60%以上の環境を好みます。
枕はこの条件を満たしやすいため、ダニが繁殖しやすいのです。
枕に発生するダニは、チリダニとツメダニです。
チリダニは、アレルギーの原因であり、小児喘息の9割がダニが原因とも言われています。
ツメダニは、人を刺すことで知られています。
これらのダニが発生してしまったら早急にダニ退治が必要です。
何もしなければ、ダニは卵を産み、繁殖し続け、死骸はそのまま残ってしまいます。
とはいえ、枕のダニ対策を率先しておこなっている方は少ないですよね。
宅配クリーニングサービス比較NAVIが、2020年に一般男女10代~70代300人を対象に行ったアンケートでも、枕自体の洗濯は「全くしない」を選択した人が半数近くいらっしゃいました。
そこで、洗濯を始めとして、他にもできるおすすめの枕のダニ退治方法を5つ紹介します。
おすすめの枕のダニ退治法5つ
- 洗濯
- 布団乾燥機
- 布団用クリーナー
- スチームアイロン
- 殺虫剤などの活用
枕のダニ退治におすすめの方法を5つまとめてみました。
ご自身の枕の素材などの表示を確認したうえで、その枕にあったダニ退治方法を試してみてください。
洗濯
洗える枕の場合は、洗濯をしてください。
ダニは洗濯である程度、落とすことができます。
乾燥機を使用することで、乾燥機の熱がダニを死滅してくれます。
洗濯機が大きくなかったり、乾燥機能がない洗濯機を使用している場合は、コインランドリーをおすすめします。
コインランドリーの乾燥機は、ガス式で70~85度の温度で乾燥するタイプのものが一般的です。
高温乾燥でダニを駆除してくれます。
大型のコインランドリーで布団や毛布も一緒に洗濯すると、効率もよく、ダニ対策により効果的です。
布団乾燥機
ダニは高熱に弱い害虫で、50度を超えると20分程度で死滅すると言われています。
洗えない枕などは、布団乾燥機を使うことによって、枕の内部に生息しているダニを徹底的に退治できます。
もちろん、日光と風に当てる方法も良策です。
枕の湿気を取り除くことで、ダニ予防の効果を高められますが、枕の奥にいるダニまでは難しいのが現状です。
そこで、布団乾燥機も併用するとより効果が期待できます。
布団用クリーナー
布団用クリーナーも、枕のダニ対策に適しています。
洗濯や乾燥機の使用後、天日干しの後など、クリーナーや掃除機を枕全体にかけることをおすすめします。
洗濯や乾燥機、天日干しの後は、ダニは死滅していても、死骸が残ったままです。
アレルゲン対策のためにも、念入りに吸い取ってください。
吸い取っただけでは、生きているダニがそのまま繁殖してしまう可能性があります。
面倒ですが、1回ずつきちんと捨てましょう!
スチームアイロン
スチームアイロンも、枕のダニ退治に効果的です。
スチームアイロンは、100度を超えるほど高熱になります。
ダニは60度を超えるとすぐに死滅すると言われているため、100度の高熱を出すスチームアイロンはおすすめです。
でも、使い方を間違えてしまうと、スチームの蒸気で湿気が増え、ダニが繁殖してしまう可能性もあります。
- アイロンをスチームに合わせ、出力をMAXにする
- 時間をかけてじっくりと枕にあてる
- 乾燥させ、クリーナーで吸い取る
普通のアイロンでは、中まで熱が届きません。
スチームアイロンを使ってくださいね。
殺虫剤などの活用
バルサンやダニアースなどの殺虫剤を使用して、部屋全体からダニ退治することも必要です。
ダニは一か所で対策をとっても、快適な場所へと移動します。
殺虫剤などの使用は、枕以外の寝具も一気に対策できるのが嬉しいですよね。
ただし、バルサンなどの使用は、カバーで覆ったり事前準備が必要です。
面倒で時間もかかりますが、効果は期待できます。
枕にダニを寄せ付けない方法3つ
- 防ダニ加工枕の使用
- 防ダニスプレーなどの利用
- 枕をぬらさないように使う
しっかりとダニ退治した後は、できるだけ長い間、ダニを寄せ付けずに枕を使用したいはずです。
そこで、ここでは枕にダニを寄せ付けない方法を3つ紹介します。
どれも効果があるので、こちらも試してみてください。
防ダニ加工枕の使用
防ダニ加工された枕も販売されています。
特にポリエステル製が防ダニに効果的です。
手始めに、枕を防ダニ加工製品に変えてみるのも効果が期待できますよね。
防ダニ加工されているからといって値段が高いわけではありません。
ぜひご自身のお好みの枕を探してみてください。
ピローケースも防ダニ加工されているものを選ぶといいですよ
防ダニスプレーなどの利用
防ダニスプレーなどを使用することでダニを寄せ付けない方法です。
気になるときに簡単に使え、匂いを選んだりすることもできるので、とても便利ですよね。
でも、スプレーのし過ぎなどには注意してください。
スプレーも湿気を含みます。
ダニを防ぐためのスプレーで逆に繁殖させないように、適量を守って、乾燥が必要な場合にはキチンと乾燥させましょう。
枕をぬらさないように使う
湿度はダニの繁殖条件に必須のため、枕に湿度を与えないようにすることも重要です。
でも、人は寝汗をかくため、どうしたらいいのかわかりませんよね。
実は、枕の上にタオルを敷くだけでも違いがあります。
タオルは毎日交換してください。
汗を吸い取ってくれるだけでなく、枕にフケなどダニの餌になるものもつきにくく、ダニの繁殖を防いでくれます。
枕の中でもそば殻枕はダニに要注意
そば殻枕は、ダニにとって格好の住処です。
そば殻枕を天日干ししたら、ダニが出てきたのを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
通気性よく、高さなどの調整も簡単にできるため、愛用されている方も多い枕です。
本来であれば、通気性の良さからダニが住みにくいはず。
しかし、そば殻の枕は、使用しているうちにそば殻が割れていきます。
割れた部分から粉が出て、フケなどのダニの餌も溜まりやすく、ダニが繁殖する条件が整ってしまいます。
自然素材だからこそダニが繁殖しやすいのです。
洗濯ができない素材ということも、更に悪条件となってしまいます。
天日干しやクリーナーなどである程度の対策はできます。
ダニが気になる場合は、しっかりと対策をとって使用してくださいね。
枕を干す際は、全面に日光や風が当たるように、枕用のハンガーなどを利用するのもいいですよ!
まとめ
枕は布団と同様に、ダニが繁殖しやすいものです。
素材によってダニが繁殖しやすい種類もあるため、新しく枕を購入する際には防ダニ加工製品を選ぶと劇的にダニの被害が少なくなります。
使用している枕にダニが繁殖してしまうと、刺されてしまったり、アレルギーの原因にもなります。
枕のダニ退治も頻繁に行うことにより、快適な睡眠が出来たら嬉しいですよね。
布団のダニ対策と併せて、枕にもぜひ気を配ってみてください。
枕一つで快適な睡眠時間を過ごせるようになりますよ。
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