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ダニ駆除にハッカは効果あるか!?ハッカの効能と活用術をご紹介

ダニ駆除にハッカは効果あるか⁉ハッカの効能と活用術をご紹介
あなたの悩み

ダニ駆除にハッカって効果あるの?

ハッカの効能を知りたい

ハッカ油スプレーを作ってみたい

こういった悩みにお答えします。

ハッカといえば、スーッとした清涼感があって、とても爽やかな気分になりますよね。

ハーブティーやアロマオイルなどに使われていることでもなじみがあると思います。

実は、このハッカをはじめハーブ系の匂いは、ダニが苦手な匂いなのです。

ハッカだけではダニを駆除することはむずかしいのですが、それなりに効果はあります。

今回は、ハッカがダニに対してどれだけの効果があるのかを調べてみました。

ハッカの持つ効能は、ダニ対策として活用できるので、ぜひご覧ください。

目次

ハッカだけではダニ駆除はできません

ダニ駆除にハッカは効果あるか⁉ハッカの効能と活用術をご紹介

ハッカではダニを駆除させることができませんが、忌避剤(きひざい)としては有効です。

ハッカは100%天然成分のため、殺虫効果はありません。

しかし、ハッカの主成分であるメントールはダニが嫌う匂いなので、ダニは寄り付かないのです。

そのため、ハッカはダニ駆除というよりは、ダニ除けとして考えましょう

ハッカの特徴
  • シソ科ハッカ属の多年草
  • ハッカの主な種類、主成分、成分含有量
種類主成分成分含有量
和種ハッカメントール65〜85%
西洋ハッカメントール50〜65%
スペアミントカルボン55〜70%
主成分の他に、メントン、リモネン、プレゴンなど含む。
  • 主な用途
用途利用例
食品・飲料飴やガム、アイスクリームなどのお菓子、香辛料など
お酒・リキュール類、ハーブティー
生活用品歯磨き粉、石鹸、シャンプー、芳香剤、タバコ、その他ヘルスケア用品など
医薬品胃腸薬、消毒薬、軟膏、虫よけスプレー、目薬、湿布など
化粧品香水、精油、スキンケア用品、リップクリーム、入浴剤など
珠美の夫

薄荷(ハッカ)は、たくさんの葉から少量の精油しか抽出できないので、運ぶときは荷が少ないことから名付けられたそうです。

ダニ対策に!ハッカの効能と活用術:5つ

ダニ駆除にハッカは効果あるか⁉ハッカの効能と活用術をご紹介
ハッカの効能と活用術:5つ
  1. ダニ以外の害虫にも!防虫効果
  2. 掃除や洗濯に!抗菌・消臭効果
  3. 鼻づまり解消に!清涼効果
  4. ひびやあかぎれ、虫さされに!抗炎症・鎮痒(ちんよう)効果
  5. ダニ対策以外にも!まだあるハッカの効能

ハッカではダニは駆除できませんが、ダニ除けとしてさまざまな場面で活用できます。

ハッカの持つ効能は多様性に富んでいて、日常生活にとても便利です。

次に、ダニ対策としても効果があるハッカの活用術をご紹介します。

一例ですが、これを読めばハッカがいかに万能かよく分かりますよ。

ダニ以外の害虫にも!防虫効果

ハッカの匂いが嫌いなのは、ダニだけではありません。

ダニ以外にも蚊やハエ、ハチ、そしてゴキブリまでもが、ハッカの匂いを嫌うのです。

殺虫剤や防虫剤などは、ハッカよりもダニ駆除はできますが、殺虫成分や化学成分といった薬品がたくさん含まれています。

小さな子供がいたり、薬品が苦手な人は、天然成分のハッカで防ダニしてみてはいかがでしょう。

部屋にハッカ油スプレーをまいたり、ハッカ脳(※)を置いておくと、防ダニ・防虫対策になります。

また、夏場はハッカ油スプレーを洋服に吹きかけておくことで、虫よけと熱中症対策にもなっておすすめです。

※ハッカ脳とは…?

ハッカ油の主成分は、ℓ(エル)-メントール。
ハッカのスーッとする清涼感の正体は、このℓ-メントールです。
そして、ハッカ油からℓ-メントールを結晶化したものをハッカ脳と言います。
ハッカ油はハッカの葉から1~2%ほどしか採取できませんが、さらにハッカ脳はこのうちの約半分ほどしか採取できません。
引用元:北見薄荷通商

珠美

用途によってスプレーか結晶を使い分けられて便利ね。

掃除や洗濯に!抗菌・消臭効果

ハッカには抗菌作用があり、カビの発生を抑えることもできます。

カビが生えなければ、カビをエサとするダニも発生しづらくなりますよね。

例えば、洗濯できないソファーやマットレスは、ハッカ油スプレーを吹きかけるだけでダニ対策になります。

また、ハッカには消臭効果もあるので、洗濯物に吹きかけると菌の発生や生乾き臭を抑えられます

匂いやすいキッチンやお風呂場の排水口、靴箱の消臭にも便利です。

珠美の夫

日常生活のあらゆるシーンで応用できますね。

鼻づまり解消に!清涼効果

ハッカにはスースーとした清涼作用があるので、鼻づまりに効きます。

ハウスダストには、ダニの死骸やフン、花粉、カビ、チリやホコリなどが含まれています。

それらを吸い込むことによって、くしゃみや鼻水、咳などの症状が出てしまうのです。

花粉症や鼻炎は治せませんが、症状緩和にハッカは効果的です。

今のご時世、マスクは必須です。
マスクの内側にハッカをスプレーしておくと、鼻が通って息がしやすくなるのでおすすめです。

また、ハッカ油を2~3滴入れた水でうがいをすると、のどがスッキリして風邪予防にもなりますよ。

たまみ

そうそう。春秋は花粉で、冬はウイルスが心配なのよねぇ。

ひびやあかぎれ、虫さされに!抗炎症・鎮痒(ちんよう)効果

ハッカに含まれているメントールは、ひびやあかぎれ、虫さされにも効果があります。

万が一、ダニにさされた時は対処療法の一つとしてハッカを塗るのも効果的です。

ご家庭にあるメンソレータムやムヒなどには、実はハッカの主成分「ℓ(エル)-メントール」が含まれています。

この成分が、皮膚の炎症やかゆみを抑えることができるのです。

ダニ以外にも蚊にさされた時、皮膚がひび割れた時、または筋肉痛にも使えますよ。

珠美の夫

ハッカ油とワセリンで、手作りのかゆみ止めクリームも作れるんですよ。

ダニ対策以外にも!まだあるハッカの効能

ダニ対策とは直接関係ありませんが、他にもハッカの効果はたくさんあります。

以下の一例を参考に、ハッカの持つ効能を体感してみてください。

  • 食べ過ぎ飲みすぎ時の消化不良を助ける整腸効果
  • イライラや不安、不眠にも良い鎮静効果
  • 眠気覚ましやリフレッシュに覚醒効果
  • アロマオイルとしてリラックス効果
    なお、アロマオイルを肌に直接付ける時は、精製水などと混ぜて希釈して使いましょう。
    原液は濃度が高いため、そのまま付けると肌が荒れることもあるので気を付けてください。
珠美

ダニにさされて痒くて眠れない!なんて時はハーブティーを飲んで落ち着いて。

ハッカを使用するときの注意点:3つ

ダニ駆除にハッカは効果あるか⁉ハッカの効能と活用術をご紹介
使用上の注意点:3つ
  1. ハッカは薬品と比べると効果は劣る
  2. ハッカ油の原液をそのまま肌に付けない
  3. 妊婦さんやペットへのハッカの使用は要注意

ハッカを使う上で注意すべき点がいくつかあります。

ハッカの特性に影響がある人もいますので、使う時には注意が必要です。

次のことをよく理解した上で、ハッカを利用したダニ対策を行いましょう。

ハッカは薬品と比べると効果は劣る

ハッカは自然由来なので、殺虫剤などの薬品と比べるとその効果は劣ります。

ダニ・虫はハッカの匂いを嫌がっても、駆除までに至らないのです。

ハッカはあくまで忌避剤として、デイリー使いをおすすめします。

もしダニが繁殖してしまった時は、やはり殺虫剤などで駆除した方が確実です。

珠美

こまめにスプレーするなら、殺虫剤よりハッカ油のほうが体への影響は少ないですよね。

ハッカ油の原液をそのまま肌に付けない

ハッカ油の原液をそのまま肌に付けるのは避けてください。

原液は濃度が高く、とても刺激が強いです。

直接肌に付けると肌が荒れたり、ヒリヒリ痛みを感じる場合があります。

また、目や鼻などに入ると、スースーしすぎてとても痛いです。

原液で使用する時は人の肌に付けず、タオルやハンカチなどの小物にだけ付けてください。

基本的には、精製水や無水エタノールで希釈してから使いましょう。

珠美の夫

ハッカ油の量が多いとやはり刺激が強くなりますので、希釈する際も分量に気を付けてください。

妊婦さんやペットへのハッカの使用は要注意

ハッカは天然素材なので人体への影響は少ないですが、妊婦さんやペットへの使用は注意が必要です。

ハッカの主成分「メントール」には、冷却作用があります。

この作用が、妊婦さんにとっては体を冷やす原因にもなるので注意してください。

また、ハッカの成分「メントン」には、血圧上昇作用や神経毒性作用があり、流産を起こす危険性があると考えられています。

妊娠中は、ハッカの使用は控えた方が良いでしょう。

ペットを飼っている人もハッカの使用に注意してください。

犬や猫、または鳥などの小動物には、ハッカは有毒・有害になるおそれがあります。

とくに、猫の肝臓にはハッカなどの精油を分解する酵素がないので、ハッカは毒となり体内にたまってしまいます。
最悪、死に至ることもあるそうです。

体調不良や中毒死する可能性があるので、ペットを飼っているご家庭は気を付けてください。

たまみ

天然素材だからって必ずしも安全ってわけじゃないのね…

混ぜるだけ!簡単にできるハッカ油スプレーの作り方

ダニ駆除にハッカは効果あるか⁉ハッカの効能と活用術をご紹介

ハッカの効能や活用術、使用上の注意点をご紹介してきました。

以上を踏まえた上で、次はダニ対策に使えるハッカ油スプレーを作ってみましょう。

とても簡単な上にコスパも良いので、ご家庭に一本おすすめです。

用意するもの(100mlのボトルで作る場合)
  • ハッカ油10〜20滴前後
  • 精製水90ml
  • 無水エタノール10ml
  • スプレーボトル
作り方
  1. スプレーボトルにハッカ油と無水エタノールを入れ、ハッカ油を溶かします。
  2. ハッカ油が混ざったら、精製水を入れてまたよく混ぜて完成。
注意点
  • 使用期限は1週間程です。使い切れる量を作りましょう。
  • ハッカ油は水と混ざりにくいので、先に無水エタノールを入れて混ぜ合わせてから精製水を入れます。
  • ハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かす作用があるので、スプレーボトルはポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)が適しています。

まとめ|ハッカはダニ忌避剤として有効!

ダニ駆除にハッカは効果あるか⁉ハッカの効能と活用術をご紹介

ダニ駆除にハッカは効果あるのかについて説明しました。

ハッカではダニを駆除することはできませんが、ダニ忌避剤(きひざい)として有効です。

以下に、ダニ対策になるハッカの効能と注意事項をまとめました。

  • 防虫効果・・・ダニの他、蚊やハエ、ハチ、そしてゴキブリなどの虫よけに。
  • 抗菌・消臭効果・・・カビや菌の発生を抑え、ダニ予防に。
  • 清涼効果・・・ハウスダストなどによるくしゃみ・鼻づまりの解消に。
  • 抗炎症・鎮痒効果・・・ダニや虫にさされた時のかゆみや炎症の抑制に。
  • ハッカは薬品と比べると効果は劣る
  • ハッカ油の原液をそのまま肌に付けない
  • 妊婦さんやペットへのハッカの使用は要注意

注意事項を守りながら、ダニ対策にハッカを有効活用しましょう。

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