家庭用の乾燥機はいくつか種類があるけど、ダニを退治できるのはどれ?
実際に乾燥機を使ってダニを退治するなら、どのくらい時間がかかるの?
こういった悩みにお答えします。
ダニ退治できる家庭用の乾燥機は、洗濯した後の衣類を乾燥させる衣類乾燥機と洗濯乾燥機、布団を乾燥させる布団乾燥機の3つです。
近年、家庭用の乾燥機は、高性能なものが増えてきました。
衣類乾燥機、洗濯乾燥機、布団乾燥機は、ダニが退治できる機能があるものも、たくさん販売されています。
私が使っている布団乾燥機にも、ダニモードがあるわ。
ダニモードを使えば、「簡単にダニが退治できる」と思っている人も多いですよね。
実は、布団乾燥機のダニモードを、1回使っただけでは、ダニを退治できません。
お家にある乾燥機が、ダニ退治に適しているか気になりますよね。
それに、どのくらいの時間乾燥させると、ダニが死滅するのかも知りたいところです。
そこで今回は、ダニ退治ができる家庭用の乾燥機と、乾燥時間、使用頻度についてまとめました。
ダニ退治するなら、乾燥機の使用時間がとっても大事ですよ!
ダニ退治できる家庭用の乾燥機は3つ
- 衣類乾燥機
洗濯機から独立している乾燥機
ヒーターの熱源は、電気とガスの2種類がある - 洗濯乾燥機
洗濯機と一体になっている乾燥機
洗濯後にそのまま衣類を乾燥できる - 布団乾燥機
布団を乾燥させる乾燥機
布団以外にも雨でぬれた靴などを乾燥させることもできる
家庭用の乾燥機で、ダニ退治できるものは主に3つ。
布団乾燥機は、ダニ退治できる家庭用の乾燥機としておなじみです。
コインランドリーの乾燥機は、高温でしっかりダニ退治できることでよく知られています。
家庭用の洗濯乾燥機や衣類乾燥機でも、ダニ退治ができます。
シーツや薄手の毛布など、コインランドリーに持っていかなくてもいいのは、うれしいですね。
最近では、洗濯物を室内干しできる、浴室乾燥機も人気です。
残念ながら浴室乾燥機は、ダニ退治には向いていません。
どうして浴室乾燥機は、他の乾燥機と違って、ダニ退治にむいていないのかしら。
浴室乾燥機は、ダニ退治ができるほど高温にならないから、ダニ退治に向かないんだよ。
どうして3つの乾燥機はダニ退治できるの?
- 60度以上の温度なら一瞬で死滅
- 50~60度なら、20~30分で死滅
家庭用の衣類乾燥機と洗濯乾燥機は、メーカーにもよりますが、乾燥温度が65~75度程度です。
ダニは60度以上ならば、一瞬で死滅するため、衣類乾燥機や洗濯乾燥機でダニ退治ができます。
ちなみに、コインランドリーの乾燥機は、高温モードで70~80度ですよ。
布団乾燥機は、メーカーや種類によりますが、早いものだと20分で50度に布団を温めることができます。
さらに、布団乾燥機を使用している間は、布団の内部を50度以上に保つことが可能です。
ダニは50度以上で30分温めると、死滅させることができます。
衣類乾燥機、洗濯乾燥機、布団乾燥機は、ダニ退治ができる家庭用乾燥機です。
布団乾燥機は30分で50度以上になるなら、利用時間が30分以上ならダニは死滅するのかな。
布団乾燥機は使用時間と使い方がポイント!
あとでしっかり布団乾燥機の使い方を教えるね。
どうして浴室乾燥機はダニ退治できないの?
浴室乾燥機の乾燥温度は、ダニが死滅する温度とされる、温度50度以上にはなりません。
浴室乾燥機は、乾燥温度が40度程度です。
長時間使用しても、50度以上の温度にはなりません。
雨の日や光化学スモッグなどが気になる日に、洗濯物がカラット乾く浴室乾燥機。
利用している人も増えています。
しかし浴室乾燥機は、ダニ退治には向いていません。
洗濯したシーツや敷パッドなどの、ダニを退治したいなら、衣類乾燥機か洗濯乾燥機がベストね。
家庭用乾燥機でダニが死滅させる時間と使用頻度
- 衣類乾燥機・洗濯乾燥機…30分~1時間
- 布団乾燥機…1時間30分~2時間(片面の乾燥時間)
衣類乾燥機や洗濯乾燥機は30分~1時間程度、布団乾燥機は片面1時間30分~2時間程度の時間が必要です。
意外にも時間がかかると感じますよね。
それにはちゃんと理由があるんです。
ダニを退治するのに、たくさん時間が必要なのね。
なぜ衣類乾燥機・洗濯乾燥機はダニ退治に30分~1時間かかる?
生地の内部にひそむダニまでしっかり退治するには、30分~1時間程度乾燥機をかける必要があります。
衣類乾燥機や洗濯乾燥機の、乾燥温度は65~75度だから、生地の表面にいるダニは一瞬で死滅します。
内部にひそむダニに高熱があたるためには、一定の時間が必要です。
60度以上ならば、一瞬でダニが死滅するため、長時間乾燥機をかける必要はないと感じてしまいますよね。
しかし、生地の内部にまでしっかり熱を伝えなければ、ダニは内部で生き残ってしまうのです。
生地の内部までしっかりダニ退治をするなら、最低でも30分~1時間程度は、衣類乾燥機をかけましょう。
シーツや敷パッドを乾かすと考えれば、1時間以上乾燥機を使うからしっかりダニ退治できるね。
より効果的にダニ退治したいなら乾燥機をかけてから洗濯しよう
ダニを死滅させ、効果的に除去するには、洗濯前に乾燥機をかけることです。
ダニの死がいやフンなどは、洗濯をすることで取り除くことができます。
しかし、生きているダニは、洗濯をしても残ってしまっています。
爪を繊維に引っ掛けることで、流水にもたえるのです。
洗濯前に高温で乾燥させ、ダニを死滅。
そのあとに、洗濯をすることで、アレルゲンの原因となる、ダニをしっかり退治できます。
なぜ布団乾燥機はダニ退治に1時間30分以上かける必要があるの?
布団乾燥機でのダニ退治は、1時間30分~2時間程度、乾燥機をかける必要があります。
布団全体を50度以上にして、長時間温度を保つ必要があるからです。
ダニは、熱をさける傾向があり、熱くない部分に移動します。
1時間の乾燥では、布団の中で移動するダニを退治できません。
そのため、布団乾燥機を使うときは、1回に1時間30分~2時間かける必要があります。
布団内部を50度に温めるのに20分、ダニが死滅するのが、50度以上で30分。
単純に1時間くらい乾燥機をかければ、ダニを退治できると思っている人も多いかもね。
また、熱があたっていない部分があれば、1回の乾燥では退治できません。
熱があたっていない部分を放置すると、かえってダニの増殖をうながしてしまうこともあるので注意が必要です。
布団乾燥機のダニモード1回かければ、大丈夫だと思っていたわ。
しっかりとダニ退治をするには、表と裏をひっくり返して、再度布団乾燥機を使うことで、ダニの死滅効果はより高まりますよ。
ダニ退治・繁殖を防ぐため布団乾燥機を使う頻度はどのくらい?
- 表面、裏面それぞれ1時間30分~2時間、乾燥機をかける
- 掃除機や布団クリーナーでダニの死がい、フンを吸いとる
3日連続で1と2の作業を行うと、ダニを退治できる
まずは、布団にたくさんいるダニを退治する必要があるので、3日間連続で布団乾燥機をかけましょう。
乾燥が終わったら、必ず掃除機や布団クリーナーで、ダニの死がいやフンを吸いとります。
しっかりダニを退治できたら、定期的に布団乾燥機をかけて、ダニの繁殖(はんしょく)を抑制することをオススメします。
- 夏場のダニシーズンは1~2週間に1回、布団乾燥機をかける
- 冬場は1ヶ月に1度、布団乾燥機をかける
ダニが繁殖しやすい環境は、25~30度の気温で、湿度60~80%です。
そのため、梅雨時期など、湿度の高いときは念入りに、布団乾燥機をかけましょう。
また、冬場は外気温が低く、布団乾燥機を使っても、布団内部温度が上昇しにくくなります。
冬場は部屋をあたためてから、布団乾燥機を使うと、より効果的にダニ退治ができますよ。
乾燥機でダニ退治!メリット・デメリットを紹介
自宅で簡単にダニ退治できるのは分かったけど、乾燥機を使ったダニ退治のメリット、デメリットが気になりますよね。
衣類乾燥機・洗濯乾燥機、布団乾燥機それぞれのメリットとデメリットをお答えします。
衣類乾燥機・洗濯乾燥機のメリット・デメリット
衣類乾燥機や洗濯乾燥機は、シーツや敷パッド、枕カバーなど、自宅で気軽にダニ退治できて便利です。
特に洗濯乾燥機は、乾燥機能を使うことで、ダニ退治だけでなく、洗濯槽内のカビ予防にも効果を発揮するので、おすすめです。
ただし、洗濯槽内のカビをエサに、ダニが住み着いてしまうこともあります。
洗濯槽の定期的な清掃が必要です。
また、衣類乾燥機は高温になりダニ退治に効果を発揮しますが、洗濯機とは別に購入することになります。
衣類によっては、乾燥機で生地を傷めてしまいます。
使用前に、洗濯表記を確認しましょう。
布団乾燥機のメリット・デメリット
布団のダニをしっかり退治できる、布団乾燥機。
安価なものなら1万円程度で購入できます。
布団を移動させる必要がなく、セッティングも簡単です。
乾燥機で、ダニを死滅させた後は、掃除機や布団クリーナーでダニの死がいやフンを取り除きましょう。
夏場はひんぱんに乾燥機をかける必要があり、室内の温度が上昇するので、熱中症などに注意が必要です。
掛け布団や毛布など自宅で洗濯できないものを、気軽にダニ対策できるのは便利よね。
まとめ
ダニ退治ができる家庭用乾燥機と、乾燥時間、使用頻度を紹介しました。
ダニは繁殖するとアレルギーの原因になります。
簡単に短時間で、除去することはできません。
ダニ退治をするには、なかなか時間がかかります。
また、ダニの繁殖を抑えるには、定期的に乾燥機を使うことが必要です。
ダニと乾燥機それぞれの特性を知って、家庭で上手にダニ退治をしましょう。
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