ダニアースってダニを死滅させる殺虫剤が入っているけど、人体に影響はないの?
ちょっと不安です…
こういった悩みにお答えします。
ダニ退治には殺虫剤を使う方法があり、いろいろなダニ駆除剤があります。
ドラッグストアなどで売られている「ダニアース」(アース製薬)は、家庭で手軽に使うことができるダニ駆除剤です。
畳の中に生息しているダニだけでなく、カーペットやじゅうたんの表面にいるダニを駆除することができます。
そんなダニアースにはダニを死滅させる殺虫剤が入っていますが、人体に影響はないのか…。
そこでダニアースが危険なのかどうなのかを調べてみました。
ダニアースの使用をおススメしないケースもありますので、わかりやすく説明していきます。
この記事を読むと、ダニアースがどんな薬剤を使っているのかが分かります。
ダニアースを使うかどうかの参考にしてくださいね。
ダニアースの使用には注意が必要?
ダニ駆除剤である「ダニアース」(アース製薬)を使う場合には、注意が必要です。
(※ダニアースを使用する場合には、製品の説明をしっかりと読んで使いましょう)
ダニアースはダニを駆除するもの、殺虫成分を含んでいます。
もちろん人体に影響のない安全な殺虫成分が使われていますが、それでも速効性がある殺虫成分。
ちょっと不安になってしまいますよね…
ダニアースは手軽に家庭で使うことができます。
手軽に使える分、きちんと使用上の注意を読んだ上で、注意深く使うことをおススメします。
特によく読んでいただきたい項目はこちらの5つです。
- 噴射中は室内を開放し、噴射する人以外の者の入室を避けること。
- 皮膚、目など人体にかからないようにすること。
薬剤が皮膚についた場合は、直ちに石けんと水でよく洗い流すこと。また、目に入った場合は、直ちに水でよく洗い流すこと。 - 飲食物、食器、子供のおもちゃ、観賞魚・小鳥などのペット類、飼料、観賞植物にかからないようにすること。
- アレルギーやかぶれなどを起こしやすい体質の人は、薬剤に触れないようにすること。
- 畳やカーペットの表面処理後は、乳幼児が薬液をなめないよう注意するとともに、処理後薬液がかわくまでの間は、乳幼児がはわないように注意すること。
(引用元:アース製薬)
なぜこのように注意書きが書かれているのか…それはダニアースに使われている殺虫成分「フェノトリン」の取り扱いに注意が必要だからです。
殺虫成分のフェノトリンについて、くわしく説明していきますね。
ダニアースに使われている薬剤|フェノトリンについて
ダニアースを使用するときの注意点と、ダニアースに使われている薬剤「フェノトリン」についてまとめました。
ダニアースを使う時に人体への影響を注意するポイント2つ
- ダニアースの薬剤に直接、皮膚がふれないようにすること
- ダニアースの薬剤を吸い込まないようにすること
ダニアースを使用するときに人体への影響を注意すべき2点です。
もちろんダニアースの説明書にも書かれていますので、使う前にしっかりと確認してみてくださいね。
気を付けることはダニアースの薬剤に直接ふれないことと吸い込まないようにすることです。
薬剤にふれたり、吸い込んだりした場合には何らかの副作用が出ることがあります。
もちろん、副作用の症状は人によってちがいます。
<副作用の一例>
皮膚炎・あかぎれ・水ぶくれ・むくみ・ヒリヒリ感・肝機能異常など
副作用の症状がつらいときには、早めに病院に受診することをおススメします。
薬剤フェノトリンについて
ダニアースには、「フェノトリン」という薬剤が使用されています。
フェノトリンは、除虫菊の成分を化学合成して生まれたピレスロイド系殺虫剤です。
家庭用殺虫剤の90%は、ピレスロイド系殺虫剤なのです。
ピレスロイド系はダニなどの害虫には即効性がありますが、人には毒性があまりないのが特徴です。
多少薬剤にふれたり、吸い込んだりしても人は体内で分解できると言われています。
また、ダニ駆除剤などの「家庭用殺虫剤」を販売するには厚生労働省の審査が必要です。
そのため家庭用殺虫剤は安全性が高く、一般の人が使用しても安全であることが確認されたものでなくてはなりません。
もちろんダニアースも安全性があることは保障されているものです。
しかし、人にとって完全に無害であるとは言い切れないところがあります。
中には副作用や軽いアレルギー反応を起こしてしまうことがあるからです。
あやまって過剰に吸い込むようなことにでもなれば大変です。
このようなことからダニアースを使う時に人体への影響を注意する理由になります。
ビニール手袋を使うことや窓を開けて換気することを忘れずに使ってくださいね。
ダニアースの使用|おススメしないケース5つ
- 妊婦や乳幼児や高齢者
- アレルギー体質の人
- 犬・猫・ウサギなどの哺乳類を飼っている
- カブトムシ・クワガタなどの昆虫・爬虫類(はちゅうるい)を飼っている
- 熱帯魚・アクアリウムなどを飼っている
ダニアースの使用をおススメしないケースは5つあります。
妊婦や乳幼児、高齢者は一般的に免疫力が低いため、薬剤にふれたり吸い込んだりした場合に体内で分解できないことがあります。
アレルギー体質の人も何かアレルギー反応を起こしてしまうかもしれません。
ダニアースを使用するにあたっては、細心の注意をはらってください。
また、小動物などを飼っているケースも注意が必要です。
人とはちがう副作用が出てしまうこともありますので、ダニアースを使用するときには別の場所へ動かしておきましょう。
ダニアースを使用する時間も決められています。
<畳の中>
◆噴射は1ヵ所に3秒間の割合で、1畳につき6ヵ所以上に注入噴射する。
<カーペット・じゅうたん・板間・畳の表面>
◆カーペット・板間などの場合:1㎡あたり約10秒間(1畳あたり約15秒)噴射する。
◆タタミの表面の場合:1畳あたり約30秒間(1㎡あたり15~20秒)噴射する。
(引用元:アース製薬)
決められた時間以上にダニアースを噴射しないように注意しましょう。
効果がありそうだからと言って長い時間使うと、吸い込む可能性も高くなってしまいます。
できるだけ薬剤にふれたり、吸い込んだりしない方法をとりましょう。
\ 簡単にダニを除去する方法 /
まとめ
ダニアースは、ドラッグストアなどで手に入る手軽に使えるダニ駆除剤です。
使用上の注意をよく読んだ上で、取り扱うようにしてください。
もちろん安全性が高い薬剤を使っていますが、おススメしないケースもあります。
ダニアースを使って人体への影響が出た。
そうならないように妊婦や乳幼児などがいる家庭では、十分に注意してくださいね。
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