ダニが繁殖しやすい時期はいつなの?
ダニが繁殖する時期を過ぎれば、もう大丈夫でしょうか?
こういった悩みにお答えします。
ダニは家のなかのどこにでもすみついていて、人にとってはとても厄介な生き物ですよね。
生命力も強く、ダニを死滅させることはなかなかむずかしいです。
なかには、アレルギーの原因となるダニもいます。
小さいお子さんはアレルギー症状がでやすい傾向がありますので、気を付けたいものです。
ダニが繁殖しやすい時期が分かれば、ダニ予防の対策をするのにも役に立ちますよね。
ここでは、ダニが繁殖しやすい時期がいつなのかについて調べました。
また、ダニが繁殖する時期を過ぎてもダニ予防をする必要があるのかどうかについてもまとめました。
この記事を読むと、ダニ予防をするポイントが分かりますよ。
ダニが繁殖する時期は高温多湿な時期
ダニは、高温多湿の6月〜9月がもっとも繁殖しやすい時期です。
ダニが繁殖する時期:6月〜9月
ダニが繁殖する時期は6月〜9月、この時期の日本はダニが好む温度と湿度の条件がそろっているためです。
- 温度:20~30℃
- 湿度:60~80%
ダニが好む条件の時期は、湿度や気温が高くなる梅雨時期から秋口まで続きます。
ダニのエサは家のなかには豊富にありますので、温度と湿度の条件がそろうことでダニの活動や繁殖が活発になります。
ダニ予防の対策は、高温多湿になる6月〜9月に重点的にするとよいでしょう。
東京都の2021年5月から10月までの平均気温と平均湿度です。
参考にしてみてください。
東京都 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
---|---|---|---|---|---|---|
平均気温 | 19.6℃ | 22.7℃ | 25.9℃ | 27.4℃ | 22.3℃ | 18.2℃ |
平均湿度 | 73% | 77% | 83% | 80% | 82% | 76% |
やはりダニが好む条件がそろっているは、6月から9月までの時期ということが分かりますね。
もともと湿度が高い日本では、ダニが繁殖しやすいってことよね!
繁殖したダニが生存する期間:約3ヶ月程度
ダニの寿命は3ヶ月程度、温度や湿度の条件によっては1年も生きることがあります。(参考:シオノギ製薬)
あたたかくなりはじめる5月あたりから活動が活発になり、ダニは繁殖します。
- 5月ごろ:あたたかくなると活動しはじめる
- 6月~7月:ダニが繁殖する時期
- 8月:大量に発生しはじめる
- 9月~10月:ダニの死骸が発生する
おうちの中にいるダニのほとんどは、「ヒョウヒダニ(チリダニ)」です。
ヒョウヒダニ(チリダニ)は20日~30日で卵から成虫になり、気温が高いともっと早く育つことがあります。
成虫になるまでに何度も脱皮をしますので、ダニの皮が布団やカーペット、クッションの中に残り続けることになります。
ヒョウヒダニ(チリダニ)は生存しているあいだ、1日1個~3個、多いときでは7個の卵を産みます。
ヒョウヒダニ(チリダニ)の一生の産卵数は「約80個」とも言われています。
ダニ予防やダニ掃除をしないと、あっという間にダニは繁殖してしまうのです。
えー!そんなに卵を産んでるなんてビックリー!
ダニは25日前後で成虫になることから、放置しておくとどんどん増えていくことになります。
高温多湿な環境が続けば続くほど、ダニにとっては好都合!
ダニが繁殖する温度と湿度の条件がそろっていると、ダニが繁殖し続けることになるのです。
日本の夏は温度と湿度がどんどん上がってきています。
ダニにとってはパラダイス、怖いですよね…。
ダニの繁殖を防ごう|ダニ対策はオールシーズン必要です
ダニが繁殖する時期は、高温多湿の6月〜9月ということは分かりました。
しかしダニ対策はダニが繁殖するシーズンだけでなく、オールシーズン必要なのです。
寒い冬になっても油断してはいけません!
というのも、最近の日本の住宅は気密性が高いものが増えてきました。
気温が下がる冬になっても、おうちの中は暖房やストーブでいつも暖かいですよね。
しかも、乾燥する冬は加湿器を使う家庭も多くなりました。
新型コロナウイルス感染予防の点からも、飛沫がとびにくい湿度60%を保つように心がけているものです。
そうなると、おうちの中は気温や湿度が一定に保たれることになります。
ダニが繁殖する時期である6月〜9月だけでなく、おうちの中が1年中ダニにとっては最適な環境になってしまうのです。
おうちの中は、快適になればなるほど人にとってもダニにとっても住みやすいということになります。
30年前に比べると、ダニの数は約3倍に増えたともいわれているんだって。
また、ダニが繁殖する6月〜9月が過ぎても、ダニ掃除をしないとダニの死骸(しがい)やフンが布団やカーペットなどに残ったままになってしまいます。
ダニの死骸(しがい)やフンはアレルギーの原因となります。
掃除機で吸い取るか、コインランドリーなどで洗濯をしダニをしっかり駆除することをおススメします。
ダニの繁殖を防ぐ対策は6月〜9月だけではなく、オールシーズン必要なのです。
寒い季節になっても油断してはいけません。
ダニが繁殖する理由はたったの3つ
ダニが繁殖する理由は、たったの3つです。
ダニが繁殖する理由とは、ダニが好む温度、湿度、エサの3つがそろっているということです。
- 温度:20~30℃
- 湿度:60~80%
- エサ:人間のフケ、垢、髪の毛、食べカスが豊富にあること
おうちの中の温度や湿度は、生活に密着しています。
快適な温度や湿度をわざわざ低くするというのは、なかなかむずかしいですよね。
温度や湿度はムリをする必要はありませんが、掃除のついでにたまには空気を入れ替えてみましょう。
ダニの繁殖を防ぐには、ダニのエサを減らすことが一番効果あります。
ダニのエサとなる人間のフケや垢、髪の毛、食べカスは、洗濯や掃除をすることで取り除くことができます。
また、ほこりもダニのエサとなります。
放っておくとすぐにたまってしまうほこりは、掃除することできれいにすることができます。
できれば、こまめに洗濯や掃除をする方がダニの発生を防ぐ効果があります。
ダニのエサが豊富にある状態とエサが少ない状態では、ダニの発生の仕方がまるでちがうのです。
ダニの発生をおさえるためにも、まめに洗濯や掃除をすることをおススメします。
洗濯や掃除をしたあとにひと手間!ダニよけスプレーをしておくときれいな効果が長持ちします。
ダニはどうしてもおうちの中から完全に撃退することはできません!
あまり神経質にならないようにしてくださいね。
\ 簡単にダニを除去する方法 /
まとめ
ダニが繁殖する時期は高温多湿になる6月〜9月です。
しかし、やはりダニの発生をおさえるのであれば、オールシーズンでダニ対策する方がおススメです。
ダニのエサである人間のフケや垢、髪の毛、食べカスを取り除くことでダニの繁殖をおさえることができます。
ほこりもダニのエサになりますので、やはりこまめに洗濯や掃除は心がけましょう。
ダニが好む環境のひとつ、ダニのエサを減らすことがダニ対策になります。
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