ホコリが立つとくしゃみが止まらないのはアレルギーが原因なの?
アレルギーがひどくならない掃除の仕方があれば知りたい!
こういった悩みにお答えします。
花粉の季節でもないのに「くしゃみがとまらない」「鼻がムズムズして鼻水がたれる」
これってもしかして、ホコリが原因なのかしら?と、誰でも一度は不安になったことがありますよね。
インターネットで調べてみるとやっぱり『ホコリ=ハウスダスト』が原因みたい。
よく耳にする『ハウスダスト』ですが、じつは詳しいことは知らないという人の方が多いですよね。
今回は「ホコリ=ハウスダスト」がもたらすアレルギーや、アレルギーを悪化させないための掃除方法を紹介します。
毎日掃除をしていても、不思議とホコリはたまるのよねぇ。
「ホコリ=ハウスダスト」を少なくする掃除方法があれば知りたいわ。
ホコリとハウスダストは同じなの?
ホコリとハウスダストの違いは大きさ
ホコリとハウスダストの違いは「目に見えるか、見えないか」です。
家の中のホコリとハウスダストは一緒と思っている人がほとんどですが、ハウスダストは大きさが1mm以下で、とても軽いのが特徴です。
そのため、空気中に漂っている目に見えないハウスダストを吸ってしまい、様々なアレルギーを引きおこす原因になっています。
目に見えないものを吸っていたなんて恐ろしいわ。
ハウスダストの正体はなに?
ハウスダストとホコリの違いは分かりましたが、実はハウスダストの正体はひとつだけではありません。
ハウスダストの中には、アレルギーを引き起こすたくさんの物質がふくまれているのです。
「ダニの死骸(しがい)やフン、カビや細菌、衣類の繊維、土や砂に花粉、人の髪の毛やフケ、皮膚、食べかす、ペットの毛、たばこの煙」
ざっと挙げただけでも、これだけのアレルギー物質が含まれているハウスダスト。
知らないうちに吸ってしまうと、体内に入ったアレルギー物質を異物とみなした体が、排除しようと反応をはじめます。
免疫システムが始動し、くしゃみや鼻水、咳といった反応で体の外へと排出します。
お掃除中の鼻水とくしゃみの原因がわかったわ。
ハウスダストの集合体を吸っていたと思うと…嫌な気分になるわね。
ハウスダストとはいうものの、3分の1は外から入ってくるものなんだよね。
【ハウスダストの集合体】
外から
●土
●砂
●花粉
空気中
●ダニの死骸
●ダニのフン
●カビや細菌
●たばこの煙
家の中
●衣類の繊維
●髪の毛
●フケや皮膚
●食べかす
●ペットの毛
「ホコリ=ハウスダスト」が引きおこすアレルギー疾患
誰でも発症する可能性のあるアレルギー疾患は、「ホコリ=ハウスダスト」が原因です。
- アレルギー性鼻炎
- アレルギー性結膜炎
- アトピー性皮膚炎
- 気管支喘息
いちど発症してしまうと、治すのが難しいと言われているアレルギー疾患。
どのような症状がでてしまうのか、まとめてみました。
アレルギーの原因となる「ホコリ=ハウスダスト」をどれだけ少なくできるかが大切になってくるね。
やっぱり、アレルギーを防ぐには掃除が基本よね。
【上手につきあえば怖くない】ホコリ=ハウスダストのお掃除の仕方
「ホコリ=ハウスダスト」の動きを知って掃除をしよう
1mm以下の軽いハウスダストは、人の動きと共に移動します。
わたしたちが活動している時間帯は、空気中をふわふわと漂っています。
夜になり就寝すると、空気中のハウスダストも床へ落ちていきます。
お掃除のポイント
ハウスダストが空気中に舞い上がるまえの、朝一番にお掃除をするのがおススメです。
「ホコリ=ハウスダスト」を広げないお掃除の手順はコレ
掃除の基本スタイルは『上から下へ』です。
照明や家具、棚、家電などの気になるホコリを取りのぞきましょう。
ここで注意したいのが、ホコリをまき散らさないで静かに拭きとること。
ハンディモップや濡れたぞうきんに吸着させるように掃除しましょう。
ハンディモップはホコリ掃除にかかせないアイテムよね。
上の掃除が終わったあとは、床クリーナーやモップがけを始めましょう。
小さくて軽い「ホコリ=ハウスダスト」は掃除機の風圧でいっきに舞い上がります。
『掃除といえば、掃除機』という考えはもう捨てましょう。
掃除機が「ホコリ=ハウスダスト」をまき散らしていたのね。
カベぎわの床に「ホコリ=ハウスダスト」は落下するから、静かにホコリを集めて、最後に掃除機で吸い取るのがいちばんだよ。
【お掃除だけでは安心できない?!】気をつけたい室温と湿度
アレルギー疾患を引き起こす原因のハウスダストには、カビや細菌もふくまれています。
カビや細菌を防ぐ室温と湿度
カビや細菌を防ぐ室温と湿度
室温は25度以下
湿度は60%以下
室温と湿度までは意識していなかったわ。
アレルギー症状がひどい人は、空気清浄機があると最強だよね。
【家の中ではここが危険!】ホコリが集まりやすい場所
「ホコリ=ハウスダスト」が集まりやすい場所はこんなところです。
- 【寝室】:やっぱりホコリの宝庫
- 【テレビの周辺】:裏のホコリを見るのには勇気がいる
- 【本棚】:本がある所にホコリがある
- 【照明】:上からみるとホコリの山
- 【カーテン】:室内も外から入ってくるホコリも受け止める
- 【洗面所/脱衣所】:強烈なハウスダストができあがる
- 【クローゼット】:ホコリとダニがよろこぶ隠れ家
【寝室】:やっぱりホコリの宝庫
いちばんホコリが集まる場所は、やはり寝室です。
人間の髪の毛やフケ、皮膚をエサとするダニや、ダニのフンや死骸(しがい)。
それらが、寝具から舞い立つホコリにからまります。
考えたくない…考えた…ふぇっくしょんっ!!
想像しただけで、くしゃみが出るなんて、器用だね。
【テレビの周辺】:裏のホコリを見るのには勇気がいる
わかっているけれど、テレビの後ろは見てみぬふりをしたい場所。
掃除がしにくい場所ということもあり、放置しがちです。
電化製品の配線部分のホコリはやっかいなので、こまめに掃除しないと後悔する日がきます。
ハウスダストの心配もあるけど、ホコリが原因で火災になることもあるから気をつけようね。
【本棚】:本がある所にホコリがある
紙に集まりやすい性質のある「ホコリ=ハウスダスト」
久々に読みたくなった本を手に取ってみると、たいていホコリがのっています。
そうは言っても、お気に入りの本は捨てられないわよね。
せめて新聞、雑誌はため込まないようにしましょう。
【照明】:上からみるとホコリの山
下から見上げて、癒(いや)されているはずのキレイな照明も、上からの現実を見つめてみてください。
静電気に引き寄せられて、うっすらと降り積もったホコリ。
静かに、そぅーっと、取りのぞきましょう。
気になっている照明があるのよねぇ。
ん?どこだい?
ぼくの部屋じゃないよね?
。。。
【カーテン】:室内も外から入ってくるホコリも受け止める
室内で発生したホコリも、外から入ってくるホコリも受け止めるカーテンは、ハウスダストが染み込んでいる状態。
梅雨の時期や、寒い冬の日に結露する窓のカーテンは、カビも発生しやすくなるので、定期的にお洗濯しましょう。
カーテンって洗うの見送りがちなのよね。
でも、外も中も体を張って守ってくれてると思うと、キレイにしてあげたくなるわね。
【洗面所/脱衣所】:強烈なハウスダストができあがる
浴室が近いので、湿度が高くカビが発生しやすい洗面所と脱衣所。
着脱する回数も多く、バスタオルの繊維も落ちやすい場所です。
ドライヤーで乾かした髪の毛が、温風とホコリと共に舞い上がります。
我が家でも、いちばん掃除機をかける場所だわ。
【クローゼット】:ホコリとダニがよろこぶ隠れ家
洋服や寝具などの布製品が多いわりに、換気や掃除がしにくいのがクローゼットです。
そのため、ダニやダニの死骸、フンがたまりやすい場所です。
たしかに、クローゼットはダニの絶好の隠れ家だねぇ。
大変だけど、定期的に洋服をベランダに干して、その間に徹底的に掃除するしかないわね。
まとめ
「ホコリ=ハウスダスト」が引きおこすアレルギー症状を抑えるために、掃除の大切さがよくわかりました。
- 「ホコリ=ハウスダスト」にはたくさんのアレルギー物質がふくまれています。
- 「ホコリ=ハウスダスト」が原因でアレルギー疾患が引きおこされます。
- アレルギー疾患を防ぐには、こまめに掃除をしながら、室温と湿度を適温に保ちましょう。
- 「ホコリ=ハウスダスト」が発生しやすい場所を知り、掃除をすることが大切です。
明日からの掃除の仕方が変わってくるわね。
コメント