愛犬と一緒に寝たいけど、ダニがいたらどうやって駆除するの?
愛犬のダニ対策も知りたい!
こういった悩みにお答えします。
犬を飼っていると、寝るときもいつでも一緒にいたいと思ってしまいますよね。
犬と一緒に寝る場合には、最初にダニがいないか確認することが大事です。
もし犬にダニが寄生していた場合には駆除する必要が出てきます。
犬に寄生するダニはマダニといって人間にも寄生する危険な虫です。
そのため、犬と一緒に寝るためにするべき「ダニを駆除する方法」や「対策」について知っておきましょう。
確かに犬にマダニが付いていたら、と思うと安心して一緒に寝れないわ….。
犬に付いたダニを駆除する3つの方法
- 【マダニ駆除薬】チュアブルタイプ・スポットタイプ
- 【マダニ除去アイテム】ティックツイスター
- 【マダニ駆除スプレー】駆除薬タイプ・駆除タイプ
犬に寄生するダニは「マダニ」といいます。
マダニは、湿気のある草むらや植物のあるところに潜んでいます。
犬との散歩では、草むらなどで待機中のマダニが近づいた犬に寄生するチャンスを狙っているのです。
マダニはウイルスを持っている場合もあります。ウイルスを持っていると犬の感染症の心配もでてきます。
マダニは目で確認できる大きさなので犬に付いているのを発見したら、動物病院で診てもらいましょう。
マダニが犬に寄生することをしっかり防ぐ駆除の方法を紹介します。
動物の血を吸うために、マダニは1年中草むらなどで待ち伏せしてるんだって~!
【マダニ駆除薬】チュアブルタイプ・スポットタイプ
駆除薬 | メリット | デメリット |
---|---|---|
チュアブルタイプ (※口から与える) | ・おやつ感覚で食べられる ・ジャーキー系、クッキー系のフレーバー などがついている | ・アレルギー体質の場合は注意が必要 (犬のアレルギー検査は動物病院の 先生に相談して確認してもらいましょう) ・味やにおいが合わないと、 食べてもらえない |
スポットタイプ (※首あたりに垂らす) | ・首に垂らすだけで手軽に投与できる ・錠剤が飲めない犬にも使える ・アレルギー気質の犬にも対応できる | ・投与してからすぐにスキンシップ、 シャンプーができない ・肌荒れの心配がある |
犬のマダニ駆除薬は、5~10月まではしっかり与えることが良いといわれています。
5~10月は湿度と温度があがる時期なので、マダニの繁殖が特に活発だからです。
そのため、駆除薬を毎月1回与えましょう。
動物病院に行くと、処方薬はチュアブルタイプとスポットタイプの2種類が紹介されます。
犬にどちらのタイプの駆除薬が良いのか、与える時期や期間などについても動物病院の先生に相談してみましょう。
駆除薬を犬に与えることで、ダニの駆除を万全にしておくことができます。
駆除薬は1回与えると、1ヶ月間効果があるといわれているよ。
私の飼っている犬は、チュアブルタイプで予防してるよ。
ご飯にまぜたらペロッと完食したわ!
マダニが犬の体に付いていたら、無理に引っ張ってはいけません。
マダニの歯は犬の皮膚に食い込みます。
無理に引っ張ると、マダニの口器(こうき)が犬の体に残ってしまい病気の原因にもなります。後から貧血や皮膚病を引き起こすなどの可能性もあるので注意が必要です。
(※口器とは:動物の口部にある、えさを捕らえ、咀嚼[そしゃく]するための器官の総称のこと)
(※咀嚼とは:食べ物を細かくなるまでよく噛[か]むこと)
【マダニ除去アイテム】ティックツイスター
ティックツイスターは、マダニを除去する商品です。
商品名のティックは「瞬間」、ツイスターは「ねじる」という意味があります。
マダニを瞬間的にねじり取るという商品です。
ティックツイスターを使えば、マダニを引っ張るのではなく回転させるのでマダニの一部を残すことなく安全に取り除けます。
マダニの大きさで先端部分を使い分けて、簡単に確実に取り除くことができるのも安心できるポイント。
ペンタイプのティックツイスターは、大きさがボールペンよりも小さめです。
ティックツイスターは、お散歩バックに入れてもかさばらない大きさだから携帯もできます。
犬との散歩中にマダニ除去アイテムを携帯しておけば、犬の体にマダニを見つけてもすぐ対応できるから安心ですね。
診察時間が終わっても自分で対応できるから、ダニの除去グッズがあると便利だね。
【マダニ駆除スプレー】駆除薬タイプ・駆除タイプ
駆除タイプ | 商品名 | 効果 | 成分 | その他 |
---|---|---|---|---|
駆除薬 | フロントラインスプレー | 約1ヶ月 | ●フィプロニル (ノミやマダニの中枢神経にだけ作用するので安全性が高い成分) | ・水浴び、シャンプーなどの影響なし ・外用薬 |
駆除 | ペティオ ノミダニ取りスプレー他 | 約1ヶ月 | ●フェノトリン(殺虫効果) ●ピリプロキシフェン (昆虫成長抑制剤[IGR剤]) ●dl・d-T80-アレスリン (ノックダウン効果) | ・ペットの体の他に 寝床などの生活環境場所も駆除ができる ・動物用医薬部外品 |
マダニを駆除するスプレーには2つのタイプがあります。
外用薬と記載があれば、駆除に重点をおいたタイプ。
動物用医薬部外品と記載があれば、予防に重点をおいたタイプになります。
駆除スプレーにフィプロニルという有効成分が入っていると、スプレーを投与してから48時間以内にマダニが駆除ができるといわれています。
マダニからの感染を防いでくれる確率もグッと上がりそうね!
マダニ駆除スプレーを使うときは、スプレーによって犬に対する注意(体重や、生後何か月など)や、副作用(皮膚のかぶれ等)など確認してから購入してみてくださいね。
犬と一緒に寝るために必要なダニ対策5つ
- お散歩コースの注意点
- 服を着せる
- ダニ取り首輪
- ブラッシングでダニの早期発見
- シャンプーできれいを保つ
安心して犬と一緒に寝るためには、ダニを駆除したあとに必要な対策があります。
ダニを駆除したからといって安心ではないのです。
ここからは、犬のダニ対策をご紹介していきますね。
【ダニ対策】お散歩コースの注意点
マダニは湿気のある草むらや植物のあるところに潜んでいます。
犬の散歩と言えば、だいたいマダニも潜んでいそうな場所が入りがちです。
マダニの駆除や駆除対策をしっかりやれば、犬と散歩に行くときも安心です。
【ダニ対策】犬に服を着せる
服を着せる効果
✔ ダニの侵入を防ぐ
✔ 防虫・防蚊機能付きを選ぶとダニ対策効果が高まる
犬との散歩のときは、服を着せてあげるとダニの侵入を防ぎやすくなります。
犬と散歩に行くときは、防虫・防蚊が施されたお洋服にするとマダニ対策の強い味方になりますね。
ホームセンターなどでは、防ノミ・防ダニ加工が施されている洋服も販売されているところもあります。
犬服についてる機能を上手に利用してダニ対策に役立ててくださいね。
ペットの洋服も防虫・防蚊対策機能が付いているのを選ぶと安心だね。
【ダニ対策】ダニ取り首輪
外出時にマダニから犬を守るお手軽な方法は、首輪のマダニとりです。
「フェノトリン」と「ピリプロキシフェン」の有効成分がマダニを駆除してくれる効果があります。
「フェノトリン」と「ピリプロキシフェン」は、犬に対する作用もおだやかなので安心して使えます!
持続する効果は商品によって違うので、選ぶときには注意して確認してみてくださいね。
【ダニ対策】ブラッシングでダニの早期発見
散歩から帰ったら、家に入る前に愛犬の全身をブラッシングするだけでダニ対策になります。
散歩後に犬のブラッシングをすることで寄生したダニを少しでも早く発見することができるからです。
ペット用のノミ取りなどにも使うクシやコームで犬をブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングすることでマダニの引っ掛かりがないかをチェックできます。
サイズもコンパクトだから散歩の時も携帯できて便利!
【ダニ対策】シャンプーできれいを保つ
マダニが活発な時期は、のみ・マダニとり専用のシャンプーがおすすめです。
犬に寄生してもマダニをしっかり取り除いてくれるので、専用のシャンプーが安心。
犬へのシャンプーは、こまめにすると皮膚にダメージを与えてしまいます。
2週間に1度のペースでシャンプーをすることできれいにしてあげましょう。
シャンプーには、薬用成分フェノトリンの働きでのみ・マダニを落とす効果があるそうです。
対象年齢などもあるので、使用するときには使用方法の確認をしてみてくださいね。
犬に寄生するマダニについて
犬とお散歩したあとは、マダニが愛犬の体に付着している可能性があります。
マダニが愛犬に寄生した場合に、体のどこに寄生するのかがわかると安心ですよね。
マダニが犬に寄生する場所はだいたい決まっています。
マダニの寄生する場所や見つけ方を知ってマダニに寄生されないようにしましょう。
犬に付いたマダニが寄生する場所
マダニが犬に寄生する6つの場所
1. 目の周り
2. 鼻の周り
3. 耳
4. 胸部
5. 内また
6. おしり(肛門)のまわり
マダニは、犬の体の表面に寄生します。
マダニを探すときのポイントは、耳の裏や目のまわりなど主に6ヶ所あります。
犬の体の毛の薄いところを好みます。
犬のブラッシングができないときには、マダニが付いていないか6つのポイントだけでも確認してみてくださいね。
マダニがいそうな場所がわかると探しやすいね。
犬に付いてるダニの見つけ方
犬にマダニが寄生していないか目で見るだけでは見落としがあるかもしれません。
マダニをみつけるには、犬の体にそってやさしくなでるように手を沿わせましょう。
犬の体に手を添わせるときは、マダニの感触がわかるような薄手の手袋などをしていると直接触れる心配もなく安心ですね。
犬の体をさわりながら、小さなでっぱりや、引っ掛かりなどないかチェックしてみてください。
犬の体をさわったときに、異物感や気になるところがあればその部分を目で見て確認することがマダニの早期発見につながります。
日頃から犬の体をさわることでコミュニケーションにもなるね!
まとめ
愛犬と一緒に寝るためのダニ対策
1.マダニの駆除・予防をする
2.散歩などの外出時にはダニ対策をする
3.散歩から帰ってきたらダニチェックをする
犬と一緒に寝るためには駆除はもちろん、お散歩や外出の前後のダニ対策がポイントですね。
マダニは、人間にも寄生します。
マダニがウイルスを持っていると犬や飼い主さんにも感染リスクが高まりとても危険。
まずは、犬にマダニが寄生しないように予防や駆除をすることが大事です。
犬と一緒に寝るためには、マダニから犬を守り安全安心で熟睡できるように対策をしていきましょう。
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