カーペットのダニを駆除する方法を知りたい。
カーペットに、ダニが繁殖しやすいのはなぜ?
こういった悩みに答えていきます。
1枚敷くだけで、おしゃれな空間に変身する「カーペット」。
床に座ってくつろぐことが出来るし、冬は足元を温めてくれるという点でも、非常に機能的です。
リビングにカーペットを敷いている方は、多いですよね。
そんなカーペットはダニの温床になりやすいんです。
ダニはアレルギーの原因にもなり、アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・ぜんそくといった症状に悩まされることもあります。
そこで、カーペットのダニを駆除する方法や、ダニが繁殖しやすい理由についてまとめてみました。
小さい子どもがいるから、アレルギーが心配だわ。
どうやって駆除したらいいの?
カーペットのダニを駆除する方法4選
- コインランドリー
- スチームアイロン
- 布団乾燥機
- 市販のダニ対策グッズ
繁殖しやすく、生命力の強い、厄介なダニの弱点はなんと「熱」。
60℃以上の熱をあてると、一瞬で死滅します。
そこで、まずはダニを高温で駆除する方法をご紹介します。
また、市販のダニ対策グッズで駆除する方法も簡単ですよ。
コインランドリー
近くにコインランドリーがある方は、この方法が一番簡単!
コインランドリーは、熱湯による洗濯と、熱風による乾燥が可能です。
乾燥機の温度は80℃もの高温のため、必ずダニを死滅させることが出来ます。
コインランドリーを使ったダニの駆除は、以下の手順で行いましょう。
カーペットの裏側にある洗濯表示のタグを確認しましょう。
洗濯桶や乾燥機の洗濯表示に✕印がある場合、洗濯や乾燥が出来ないカーペットです。
✕印がある場合は、コインランドリーに持ち込まないように注意してください。
洗濯時間は30分~1時間。
乾燥機は60℃以上の温度設定にして、乾燥時間は50分程度を目安にしましょう。
これだけ!あとはコインランドリーにお任せです!
簡単すぎる…!
でもコインランドリーが近くに無い場合は、どうすればいいの?
コインランドリーが近くにない場合は、家で出来るスチームアイロンや布団乾燥機もおすすめです。
スチームアイロン
スチームアイロンは、100℃以上もの高温の蒸気が出るので、ダニの駆除にぴったり。
時間を選ばず、手軽に出来るのも良いですね。
ダニの駆除は、以下の手順で行いましょう。
ダニは暗いところが大好きなので、部屋が明るいままだと奥に潜ったままです。
1時間ほど部屋の電気を消して、カーペットの表面に誘い出しましょう。
スチームアイロンは、1平方メートルあたり20~30秒を目安に、ゆっくりとかけましょう。
ゆっくり熱をあてることで、内部のダニまで死滅させることが出来ます。
スチームアイロンをかけた後は、掃除機でダニの死骸とフンを除去します。
ダニ自体よりも、ダニの死骸やフンがアレルギーの原因となりやすいので、しっかりと取り除きましょう。
天日干しなどで、しっかりと乾燥させましょう。
スチームアイロンをあてると、カーペットに湿気がたまる状態になります。
これを放置すると、また新たなダニの住みかとなってしまうので、必ず乾燥させましょう。
布団乾燥機
布団乾燥機とは、布団をホカホカに温めて湿気を飛ばす家電です。
名前は「布団乾燥機」ですが、カーペットに使用することも可能。
50~60℃の高温の熱風を出すので、ダニを死滅させることができます。
布団乾燥機を使ったダニの駆除は、以下の手順で行いましょう。
このとき、カーペットと布団乾燥機の上に布団を被せると、熱が逃げなくて効果的。
さらに布団のダニ駆除も出来て一石二鳥です。
50℃以上の高温にし、2時間以上かけて温めると良いです。
ダニの死骸は放置するとアレルギーの原因になります。必ず掃除機をかけましょう。
市販のダニ対策グッズ
熱による駆除方法以外に、市販の対策グッズを使う方法もあります。
【アース製薬】ダニアーススプレー
カーペットの表面に直接スプレーをするだけなので、すごく簡単!
駆除するだけでなく、予防効果もあり、1ヶ月間効果が持続します。
しかし、液体を触ったりなめたりするのは危険です。
速乾性があるので安心ですが、乾くまではお子さんから目を離さないようにしましょう。
【アース製薬】ダニアース
ダニアーススプレーと同じで、カーペットに直接スプレーをするだけで、ダニを駆除できます。
付属の注入針を刺すことで、畳のダニの駆除にも使用できます。
カーペットだけでなく、畳のダニ駆除も行いたい方にオススメです。
こちらもカーペットが乾くまでは、お子さんが触ったりなめたりしないように注意してください。
【日革研究所】ダニ捕りロボ
「ダニ捕りロボ」の使い方は簡単。ダニの気になるカーペットの裏に置くだけでOKです。
「ダニ捕りロボ」は、強力な誘引剤で大量にダニを引き寄せ、乾燥させて退治するという独自の技術が使われています。
また、誘引剤は天然由来の成分で作られており、化学性殺虫成分も全く使われていないので、お子さんやペットのいる家庭でも安心して使用できます。
駆除する方法がたくさんあって安心したわ。
でも、なんでカーペットにはダニが繁殖しやすいのかな?
カーペットにダニが繁殖しやすい3つの理由
- 高温多湿
- エサがある
- 暗い場所
カーペットでダニが繁殖しやすい理由。
それは、カーペットはダニが繁殖しやすい環境になっているからです。
適度な温度と湿度、髪の毛や食べかす、そして暗い場所。
この条件を簡単に満たしてしまうカーペットは、何も対策しなければ、ダニ被害の原因になりかねません。
高温多湿
ダニが繁殖しやすいのは、温度20~30℃・湿度60%以上の高温多湿な環境です。
特に梅雨の時期は、湿度が高くなるため繁殖しやすい時期になります。
しかし、ダニがいるのは梅雨の時期だけではありません。
ダニは寒い時期が苦手ですが、死滅するのは-10℃以下。
家の中が-10℃以下になることはほぼ無いため、秋冬でも生息し続けています。
つまり、室内には一年中ダニがいると考えた方が良いでしょう。
エサがある
髪の毛やフケ、食べかすはダニの大好物です。
しかし、髪の毛やフケは、生活するなかで自然に落ちてしまうもの。
ましてや、長時間くつろぐことのあるカーペットの上に落ちることは避けられません。
また、小さなお子さんのいる家庭では、お菓子の食べこぼしは日常茶飯事です。
カーペットの上で食べているとしたら、そこにはたくさんダニがいるのかも…。
暗い場所
ダニは、身を隠せる暗い場所を好みます。
カーペットは、居心地の良いかくれ場所になるため、毛の奥深くに入り込みます。
その他、布団や畳もダニにとって居心地のいい場所です。
そういう理由だったなんて、知らなかったわ。
じゃあカーペットには必ずダニがいると思った方が良さそうね。
近いうちにコインランドリーに行かなきゃ!
まとめ
カーペットのダニを駆除する方法は、高温の熱をあてるか、市販のダニ対策グッズを使うこと。
カーペットはダニが好む条件を満たしやすいため、たくさんのダニが潜んでいます。
それぞれのご家庭に合う方法でダニを駆除してくださいね。
駆除が終わったら、安全快適なカーペットの上で思いっきりくつろぎましょう。
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